男たちの旅路 オリジナル・サウンドトラック(紙ジャケット仕様)
このドラマが放送されていた当時、父は酒びたりで夜は遅く、母は知り合いのふぐ料理屋で夜のパートの仕事をしていました。
母が作り置きしていった冷たい夕食を食べ終わるとこのドラマが始まります。
2コ上の兄と二人で静かにテレビに向かっていました。
涙が出ます。
この音楽はテレビがとても優しかった時代、テレビがとても高尚だった時代の貧しい僕たちへの素敵な贈り物でした。
見ていた人にはきっと脳裏にあの名場面が蘇ると思います。ほんの少しでも幸せを感じることの出来るサウンドトラックです。
男たちの旅路 第1部-全集- [DVD]
このドラマを見たのが中学生・・・なんだか分からなかったが
面白く見入ったことだけ覚えている。
それから、10余年、NHKで再放送があり、やっぱ面白いやん!
とビデオに取るが数回取りそびれていた・・・残念無念で消化不良
そして今回ようやく手に入れる・・・
思春期、20代、不惑と時間を置いて見ていることになるが
なんらこの作品のエネルギーの衰えを感じない。
昔は水谷豊に共感をし、そうだそうだ!でも鶴田浩二の言うことも一理あるなどと思っていたが、
いまやそのオヤジの仲間入りをし、若い連中を疎ましく思う自分に重ね、
でも戦中を引きずるわけでもなく、そんな自分は何なのだろうなどと思いが湧いてきます。
ドラマの持つエナジーを知りたい人、本当の意味で時間を超えた普遍の作品を味わいたい人は、ぜひお求めを!
男たちの旅路 第2部-全集- [DVD]
「男たちの旅路」は近年にないテレビ・ドラマです。勿論出演者達もいい。話が面白いのは良いですね。脚本が面白くないとテレビドラマは面白くない。近年のそれは殆どツマラナイ。やはりこの時代の作品にはこういう優れたものがとても多いと思う。鶴田さんが良いですね。水谷さんも良いですね。話的にはシリアスにも、そしてコミカルにも面白い。本当に優れた脚本というのは、そして演技者も、コミカルにもシリアスにも優れている、ということ。これとても大切な事です。本当に感動できる作品を作れる人は、本当に楽しめる作品も作れるって事。この作品はそういう作品です。
青春TV倶楽部40
なつかしいですね。「肝っ玉かあさん」「ありがとうの歌」が聞きたくて購入しました。今の若い人にはわかんないかな?この名作ドラマを、、、「ありがとう」看護婦編の最高視聴率は56%もとった作品です。(水前寺清子氏演じる新と石坂浩二氏演じる寅之助の結婚式の回)あとアイフル大作戦やバーディ大作戦などなどなつかしさいっぱいのアルバムです。いま40代〜50代の方々(主婦も含む)におススメ商品です。
男たちの旅路 第4部-全集- [DVD]
まいった。斉藤洋介が夜の街から帰ってくるシーンは、涙が止らなかった。しかし、作品は障害者の自立という問題のみをテーマとしているわけではない。シリーズの底流をなすものがここにある。ラスト近く、車椅子の少女の母親が、吉岡(鶴田)に「車椅子の娘の母親の気持ちなんかわかりっこない」と話すシーンがある。これに対して、吉岡は、「外にでなきゃだめだ」と例のごとく説教する。健常者に障害者の辛さや痛みはわからない。もっと言えば、他人は自分ではない。しかし、これを理解しようとする努力、相手を説得しようとする努力こそが、人間の持つかけがえないことの一つではないか。こんなことを山田太一は言いたかったのではないだろうか。