Children's Jazz Chants Old And New
学生時代学校で使っていた教材の子供版にやっと巡り合えました!
子供たちに英語のリズムを覚えさせるのに使おうと思っています。
日本人の話す英語は抑揚に乏しかったり、変なところで強弱のアクセントをつけてしまったりしがちですが、そんな問題はこれで解決です。
Cool Struttin
一部のレビュアーさんが、ちょっぴり批判的なようです。
確かに、このアルバムは日本のジャズファンにとって、特別な思いいれがあり、その部分で評価が引き上げられているのも確かかと思います。
ただ、ソニー・クラークという人。圧倒的なテクニックをひけらかすような人ではありません。このアルバム全体のムードを、まず味わって欲しいのです。
ジャズファンの間では「ジャケット買い」という買い方があります。「ジャケット良ければ演奏も良し」という定説めいたものがあるわけです。その代表格がこのアルバム。このジャケットを見て買った人も多いはず。このアルバムは演奏だけでなく、ジャケットとの総合評価で考えて頂きたい、とも思います。
因みに「クール・ストラッティン」というのは「気取って歩く」という意味なんだそうで…。まぁ、英語の堪能な人には釈迦に説法でしょうけど、その通りのジャケットだと思いません?
そして、演奏です。そもそも、ソニー・クラークはバリバリ引きまくるタイプではありません。ポロポロとピアノの音色を「こんな感じかなぁ」と確かめているような・・・。薬漬けになるような人だから、きっと気も弱かったのでは?
だから、この人のリーダーアルバムでありながら、「ジャッキー・マクリーンのアルトサックス」や「アート・ファーマーのトランペット」、場合によっては「フィリー・ジョーのドラム」の方が目立ったりします。
タイトル曲の「クール・ストラッティン」の始まりそのものがソニーのピアノではなく、「アルトとトランペット」の合奏でテーマが始まります。ピアノは最初ゼンゼン目立たない。そのタイトル演奏に続いて出てくる彼のピアノ・・・。「あぁ、ジャズだよなぁ」とつぶやきたくなるような、聞き始めた瞬間に「深夜」を迎えたような感覚を味わえたりします。
ムードで聞かなきゃ「どんな風に聞くのだ?」と思ってしまいます。このムードの作り方が、彼の「上手さ」なのだと、勝手に考えています。これはテクニック的に上手な人がこのように弾いても、「この雰囲気」にはきっとならないのです。これこそが彼の魅力。
で、曲は小難しくなく全体のムード、楽器の鳴り具合といい、「ビールではなくウィスキー」そして「お茶やコーラではなく、コーヒー」が欲しくなる、そんな音楽です。
ジャズに難しいイメージを描く人にお勧め。少なくともあなたのライブラリーのジャマにはなりません。
Small Talk: More Jazz Chants
いわゆる英会話を学ぶなら、まずこれ。
CDも一緒に買うこと。
あとは、CDと一緒に歌って、わからないところはチラっと本を見る。
「一緒に」歌うところがミソ。
一人でやっても楽しいし、40人クラスで一緒にやっても楽しい。