Paul Smith ハードケース 【27】車フォト(灯台)(iPhone4&4S専用ケース)
思った通りの品物が届きました。デザインも大のお気に入りです。しかも丈夫だし。しっかりi-phoneを守ってくれています。
このプログラムかなり強いですよ。驚きです。初段程度でやっていますが勝率は20%程度にしか行きません。ただこちらが勝つときには突然相手がミスをする感じで、通常の強さとの間に若干違和感はありますが今まで使ったプログラムではこれが一番強いだろうと思います。
灯台へ (岩波文庫)
「トゥ・ザ・ライトハウス」の日本語版はいくつかありますが、これが一番いいのでは。
そして原著をお読みください。今出版されているヴァージョンの水準がいかに優れているかがわかるでしょうから(決して日本語版「ミセス・ダロウェイ」なんか読まないこと)。
我々は未だにウルフを過小評価している。ウソでないのは、優れた翻訳であるならばどんな言語でもこの「灯台へ」は輝いているから。ありとあらゆる国で崇拝されているのは当然のこと。「ノヴェル」というものに縛られたくないウルフのある種のあがきが結果として英国最高峰の小説を生んで、いや英語圏においても10指に数えられるほどすごいものを生んでしまったから。
RAMSY夫人の母親としての暖かさ、優しさといったものにはどなたにでも伝わるはず。この手のストーリーは下手すると「優しさ」がただの独善エゴイズムと化けてしまうが、ご安心を。これは違います。
「無数のシェル(弾丸)を浴びながら」「誰か過てる者あり」とか、引用詩がジャマに感じないのもさすが。しかも(繰り返しだが)翻訳がすごいのだから感激。ワーズワース版、ペンギン版共に薄い原著なのですが、この核爆弾が2009年になっても読み継がれているのは当然。それは「ウルフの『母親』像が平凡」なのではなく「どんな男に暴行されても『私の子は私の子』、これこそが女性の強さ」という(これはオリジナルじゃないです。河出版アジェンデ『精霊たちの家』の池澤サンの引用文です)、HUMANの持つ(これは性別を問わない)力強さ(この小説には似つかわしくない表現なのは千も承知)が、どうやら今でも生きているからでしょうね。19世紀イギリスでも、あるいは現代日本、チリ(アジェンデの故郷)でも通用すること。
それにしても、どうしてこの種の優れた小説から「お堅い」イメージが抜けないのでしょうか。先ほど書きましたが、どんな言語で読まれても素晴らしい小説です(少なくともこれは)。無論課題図書にしろと訴えたいわけじゃないですが、現代の日本小説群に我慢ならない私にとってはなんかイラついてしまうのです。
島と岬の灯台めぐり―日本一周・ノサップから波照間まで
全国各地に佇む灯台。
それを目にすることはあっても、その成り立ちや役割まで気にかけず、通り過ぎる人は少なくないだろう。。。
著者はそれを、一種の執念ともいえるもので、全国津々浦々まで追いかけていく。
時には、公共交通機関が無いところで、釣り船に乗せてもらってまで海路はるばる上陸・・・。
実際、灯台は交通の便の良いところにあるケースはさほど多くない。著名な灯台でも、実は獣道をかき分けかき分け進まないとたどり着かないところも少なくない。
著者は、灯台そのものに基本的にはスポットをあてているものの、
そこからは、海の安全を守る海上保安庁の人々のドラマ、そして灯台を頼りに航行する海の男達のドラマも十分伝わってくる一冊。
旅行のお供に一冊、というのもいいだろう。。。
通読して、灯台の造形美も改めて感じる。
最強 東大将棋 8
2005年に当時最強の将棋ソフトということで購入したものです。私は道場初段位、将棋倶楽部24で中級、PCは1.7GHz/512MBというスペックですが、棋力の充実振りには目を瞠るものがあります。比較的弱いとされる序中盤でも、陣形の不備や駒得につながる手筋は見逃してくれませんし、終盤に入るとアマ高段並の鋭さ、詰みの存在する局面ではトッププロをも凌ぐ強さで、優勢の局面でも楽観はできません。自分の場合、棋力を最強の「四段」「長考派」に設定すると、飛香落ち20秒切れ負け(こちらの消費時間は15〜20分くらい)でようやく勝負になるという感じですから、アマチュア棋士でこのソフトに勝てる人はほんの一握りということになるでしょう。
このように今でも棋力は凄まじいものがある東大将棋8ですが、今となってはバリューフォーマネーな商品ではなくなってきているように思います。すなわち、ここ五年ほどの主要な将棋ソフトは殆どのアマ棋士にとって十分な棋力を備えているので、対局モードの棋力より上達に役立つようなオプションモードの方に重要性が移行していると思うのです。この観点からすると、「女流棋士に挑戦」「将棋大会」「レーティング戦」などの各モードは対局を楽しむ手段に過ぎず、「棋力認定所」「定跡道場」「詰将棋道場」などは歓迎できるものの、いずれも中途半端な印象です。
同じ東大将棋シリーズであれば、定跡道場完結編の方が魅力的ですし、棋力も十分なものを備えています。また、廉価版の旧作もアマ四段くらいの棋力はありますので、価格の面からは魅力的です。そして、アマ高段者など棋力をストイックに追求する向きには、最新の激指7の方が良いと思われます。発売から月日が経ち、東大将棋8の立ち位置は微妙になってしまったように思います。いいソフトですけどね。