カラー版 マチュピチュ―天空の聖殿 (中公新書)
マチュピチュに出かけたことのある私は、本書を開きながら著者が羨ましく思えました。あまりにも多くの角度から、マチュピチュを目にしている人だと感じられたからです。遺跡の細部、あるいは周りの氷雪峰や森なども。それらの写真を拝見しながら、肌にまとわりつくように感じたマチュピチュの空気を思い出させてもらうことができました。まるであの空間の中に舞い戻ってしまったかのように。
また、写真だけでなく、本文の内容も読み応えがありました。実際に現地を歩き続けてきたからこそ洞察できるのであろう著者の見解は興味深く、マチュピチュがインカにとって如何なる存在であったのか、インカの世界観や死生観、自然観などとダイナミックに連関されて語られており、マチュピチュやインカの魅力にますます惹きつけられます。
さらに、18〜19世紀時代のマチュピチュ地方の土地の売買、古い地図、ドイツ人が関わった財宝の会社の歴史なども、ミステリアスで大変興味深く、さらに詳しく知りたい気持ちをかきたてられます。実際にマチュピチュを訪れても掴みきれないほどの豊富な内容が満載されていると感じました。
マチュピチュの夜明け~インカ帝国展イメージアルバム~
科学博物館のインカ帝国展で流れていたのだが良い曲だったので、ついインカ展専門のミュージアム・ショツプで購入。
雄大なイメージの曲があるかと想えばユーモラスなものから寂しげな曲まで、七曲を収録。いずれもアンデス風のフォルクローレだが、日本人である奏者自らの作曲と知って驚いた。今は日本人が海外の民族音楽を手掛ける時代なのだな。この奏者は、今後も、このような曲を作り続け奏で続けて行ってくれるのだろう。
アンデス音楽のファンだけでなく、広く音楽ファンにお薦めの一枚。
世界遺産フィルムアーカイブス [DVD]
ナレーションが速水奨で、映像を邪魔しないしっとりとした声がいい。ナレーションモードとBGMモード、字幕有り無しが選べるので、いいテレビ番組が無いけど何か画像を流しておきたいような時には良い。来客が合った時に流しておくと、適度に邪魔せず、行ったことがある場所であれば会話が弾むといった利点がある。
しかし、残念なのがカメラワークがいまいち。アングルにしっかりした切れが足りないのと、発色(空やタイルの青など)が鈍い。この点ではテレビ番組の世界遺産が勝っている。
世界遺産 マチュピチュ完全ガイド (地球の歩き方 GEM STONE 25)
南米のガイドブックが少ない中、マチュピチュとペルーの主要な観光地がふくまれていて、非常に読み応えがあります。ツアーに参加する前と、参加後ホテルで読みますと、ガイドさんの言っていることがもれなく記載されており、何度も楽しめます。(私はたまたま、この本を監修した現地ツアー会社にお世話になったからかも、しれませんが)写真が多く、観光地で人がたくさんいるため撮影は難しかったので、ありがたく感じました。携帯するには、もう一回り小さいとうれしいのですが、問題ありません。
300ピース 空中都市 マチュピチュ 73-155
ジグソー初心者の私ですが、4〜5時間で完成しました。
この時間が早いのか遅いのか、わかりませんが、難易度はそこそこな感じでした。
下の方の遺跡の部分は、規則正しい風景なので作りやすかったですが、
右側の暗い山や、森の部分はどれも同じのように感じて難しかったです。
手ごろな300ピースなので、おススメです。