宇宙戦艦ヤマト/真赤なスカーフ
待望のささきいさおさんによる、新録版主題歌。
さて、流石にささきいさおさんも、かなりのお年です。
オリジナルに比べると歌声もかなり太く、また、「完結編」での「’83」に比べると力強さが弱いです。
また、伴奏の音がかなり前面に出てきていて、ちょっとボーカルを阻害しているように感じられます。
しかしさすがの御大、歌声に込められた演技力が素晴らしいです。
そう云った意味でも、アップテンポの「宇宙戦艦ヤマト」よりも、「真赤なスカーフ」が最高です。
この歌は、まさに“男”の唄です。男の甘さ、渋さ、ロマン、優しさ、哀しさ。
オリジナルを越える“心”が、この「真赤なスカーフ」には満ちています。
あと、オリジナルと違ってコーラスは入っていません。それがまた、ヤマトの展望室でひとり、
この唄を口ずさんでいるような情景を思い浮かべるのです。
いやぁ、今のアニメでこのような歌がリリースされるのは、まさに奇蹟です。
「真赤なスカーフ」も、「宇宙戦艦ヤマト2199」本編で使用されれば、最高です。
またCDの歌詞カードには、伴奏を担当したミュージシャンの名前がきちんとクレジットされていて、それも素晴らしいです。
松本零士監修 「宇宙戦艦ヤマト」 大クロニクル
A4という大判で、ほとんどがカラーページ。35年余前の制作当時の空気感まで甦えるかのようであり、小学生だった放映時の感覚に戻って読んでいるような錯覚を覚えました。
内容はほとんどがパート1が占めていて、「さらば」以降については殆ど触れられておらず、その点を理解して購入すべきす(パート1以外のファンはがっかりすると思います)。
資料としては、数多くの美術設定はもとより、企画立案段階からテレビ放映に至るまでの多くの「変遷」が興味深い。「宇宙戦艦ヤマト」の成り立ちがわかるのは、ファンとしては有意義な内容だと思います。
また、最後の方に松本零士氏へのインタビューでは、ストーリーの展開や登場人物の生死について、西崎プロデューサーとの意見の相違が相当なものであったことが語られています。ファンの間でも既に良く知られていることではりますが、これだけまとまった形で本人の言葉で語られているのは貴重です。それぞれのファンの好み、立場(「さらば」を評価するかしないか、等)を問わず、興味深い内容だと思います。
このインタビューを読んで「宇宙戦艦ヤマト」とは、松本、西崎という本来まったく違う個性を持った二人がギリギリのところでせめぎあい、危うい程のバランスの上に成り立った奇跡の名作だった、と今更ながらに感じました。
星が永遠を照らしてる/美しい地球を知る者よ
小学生の高学年のときにTV放送が始まって以来松本零士先生の大ファンです。詳しいストーリーのレビューは別の機会で。結城アイラさんの歌と声質に泣かされました。ヤマトファン、松本零士ファンとして最高の歌でした。じっくりと歌を聴きながら感動を噛み締めています。ブルーレイ全巻揃うのを楽しみにしています。歌の感動は聴いてみて下さい。それが近道!!
超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ Hybrid Pack ハイブリッドパック (初回限定版「30周年アニバーサリーボックス」)
ゲーム部分については、マクロスFの時と変わらないので、オマケに考えれば、問題ないが、映像部分では、確かにDVDのHDリマスターに比べたら画質や音質も良くなってはいるが、場面によっては、ザラザラ間が残りまくってたり、グロ部分のボカシ修正や後半のクビの部分に行く前に画面に映らないように修正してあるなど、全く持って修正不要の部分を修正して、修正して欲しい部分を修正していないなど、完全版ではなく、不完全版と言う印象が拭えないのも事実だなと思う。
付属品は、かなり良い感じなので、フラッシュバックに入ってる特典なども、ファンにはありがたい内容だったので、フラッシュバック2012の映像がSDでも、個人的には問題なかったです。
大好きな作品だけに、本編の修正が本当に惜しいと悔やまずにいられない内容でしたね。
宇宙戦艦ヤマト2199 (1) (カドカワコミックス・エース)
アニメを見てから読んだ方がより楽しめます。
気に入った場面は、メ号作戦時のゆきかぜも戦闘シーン、そして何よりも土方ファンとして、ヤマト発進時きりしまに乗艦して弾道弾の軌道を変えようとするシーンです。きりしまに土方が乗艦してその隣に山南がいる。なんとすごいことか。土方も劣勢な火力で巨大な弾道弾の軌道を狂わせようと果敢に戦う。このシーンはアニメでも見たかった。そうそう、藪の描写もうまかった。細かいところをよく拾っていると思う。難点をあえていうならば、 ちょっと沖田艦長が細めかな?
(2)以降も今回みたいな感じで、アニメで描かれなかった部分に触れて欲しいと思う。楽しみである。