びわ湖ホール オペラをつくる―創造し発信する劇場 (シリーズ「アーツマネジメント」)
びわ湖ホ−ルで働くスタッフたちの手によって取りまとめられた現場発の書物で、
ア−ツマネ−ジメント・ シリーズの第5弾として刊行されています。
正式名称は「滋賀県立芸術劇場びわ湖ホ−ル」で県立の公共施設です。
ややもする行政批判の矢面にされがちな「ハコモノ」。
これに対して、この本は、はっきりと答えを出しているといえましょう。
いろいろ細部にわたる紹介されていますが、中でも興味深かったのが、
同ホ−ル専属声楽アンサンブル誕生の経緯について触れていたところです。
オ−ケストラ、歌手、合唱団、バレエ団などの実演者集団が、
衣装、かつら、靴、大道具、小道具をつくるスタッフとともに常勤する
「ハウス」となっていヨ−ロッパのオペラハウスようにフル装備することは現実離れをしている。
そこで、オ−ケストラ、演劇、合唱などの専属集団について検討する会議を設けて議論を重ねたそうです。
その結果、関西ではオ−ケストラについては、
・すでに長く続けている伝統ある団体が複数あること
・規模の小さい自治体で一つのオ−ケストラを持つことは過重である
という判断から、オペラ上演にとって不可欠で、合唱の核となり、
ソロとしても活動できる「声楽集団」を専属に持つということになったそうです。
これからの関西の合唱音楽を牽引する役割を担ってくれることを期待したいものです。
<創造し発信する場としての劇場>
このホ−ルのコンセプトであると同時に、他の類似施設のこれからのありようを示すものだともいえるでしょう。
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本作品は、珍しくシャブにはまった在日の女性を主人公にし、義狭心溢れる浪速の親分の元で「人間修業」を積む姿と、
周りの仲間の温かさや、在日故に散り散りとなった兄弟愛etcが、巧く描かれており、人間の原点の大切さを考えさせられる、
迫力のある仕上がりになっている!!