スカルマン The Skull Man 7 [DVD]
初代・加速装置!しかしスカルマンもそこで力尽き、そして哀しい結末へ…。
ブレインギアは「黒き幻影」たる組織の前身ないし表の顔であり
新SWでダース・ヴェイダー誕生を描いたのごとく本作は悪の大幹部スカール誕生の物語。
最後に出てくる赤ん坊が後にスカールと戦う若者と思われ作品世界全体に悪がはびこる中、
希望となる善も残すという平成版サイボーグ009のラストと同じ形。
最近は、こういうクロスオーバー的な作品がアニメ・漫画・ゲームに多い。
これはピースが嵌った時には凄く嬉しいのだがピースを持たない人には単なる投げっぱなしに映る。
(要するに平成版009を観ろという事なのだろうか…?)
自分は幸いピースを持っていたので、このバットエンドにも星5つ。
作品全体でいえば作画や音楽、バトルの演出などが良いだけに
中盤のストーリーのテンポの悪さが残念でした。
スカルマン (1) (MF文庫)
石森のヒーロー道を継ぐのは島崎しかいない。
この、ほとばしる情熱的な描線。
ヒーローが走り、飛び、叫ぶ。
「スカルマン」は石森のダークヒーローであり、もともと「少年マガジン」誌上に読み切りで掲載されたものだ。
復讐にその暗い情熱を燃やすダークヒーローは、仮面ライダーのプロトタイプと言われている。
そのキャラクターを使用して、独自のストーリーを展開したのが本作である。
スカルマンが次第にヒーロー然として行動するようになり、そして巨悪に対して、最後に真のヒーローが誕生する。
登場する各キャラの名前も、分かるひとには元ネタが分かる。
そして、ストーリーの進行にともなって、さまざまな石森キャラが登場してくる。
それが敵だったり、味方だったりするあたりも、また本作の読み所である。
もともと、石森タッチの絵柄の島崎は、石森ヒーローの魂を継ぐのに最適な人材だ。
そのタッチ、今にも汗が飛んできそうなほどの迫力。
これこそヒーローマンガだ。
ただし、主人公が超能力っぽいのを使用するのは、ちょっと残念だ。
スカルマンは、あくまでも生身のヒーローでいてほしかった。
かつてのヒーローは、「月光仮面」、「アラーの使者」、「七色仮面」などなど、生身の存在だった。
それが、仮面を被っただけで、超人的な活躍をした。
それでも生身の弱さを持つ、というのがスリルでありサスペンスだった。
特殊な能力なんていうのも、持ってはいなかった。
変身能力や特殊能力は、ガロや、ラストで登場する“アレ”にまかせておけば良い。
それと、著者の趣味かもしれないが、あまりにも女が登場しすぎる。
これがみんな、スカルマンに味方しすぎる。
このあたり、石森ならもっと違った形にしただろう。
本作は良く石森ヒーローマンガを受け継いでいるのだが、その点だけは残念だ。
スカルマン The Skull Man 1 (初回限定版) [DVD]
アパレルな昭和の時代を再現しているのは良いのですが怪人等の設定は少し強引な気がします。映像と脚本はすごいです。オープニングは楽しいですし観て損のない作品です。
スカルマン 闇の序章 ―DVD EDITION―
同名、深夜TVアニメシリーズの前夜祭的な特別番組として放映。
1話限りの実写版でした。
全体の印象は、画作りやテイストを含め、「キャシャーン実写劇場版」のような感じです。
鈴木亜美を主人公にしたストーリーは、とーーっても意外な方向に展開します!
びっくりしました。
ある意味必見、オススメします。
「約23分」のものにしては、映像も凝っていて、見ごたえがあり、観た後、余韻も残ります。