Koto・Za
「筝座」を初めて知ったのがこのCDでした。
2曲目の「街角の午後」を聞いた時に、これは本当に
お筝なんだろうか思うくらい、軽やかな音色でした。
非常に技術レベルの高い方々の演奏ですので、どの曲も
素晴らしい楽曲です。
竹取物語
他の方のレビューを読み、興味が沸いたので購入しました。一番最初の曲「祝宴」は、どこかで聞いたことがあるなあと思ったら、「食わず嫌い」の選手入場?のテーマソングに使われている曲ですね。
それぞれのストーリーと曲想がとてもマッチしていて、情景が頭に浮かびます。映画を見ているかのようです。お琴の音色も素晴らしいですが、なんといっても尺八。とても繊細に、かつ見事にストーリーを歌い上げていると思います。筝曲の古曲にはない、至って現代風な旋律なのに、奏でられる情景は古典なのが素晴らしいと思います。
一箏奏者として、このようなジャンルや流派に囚われない、日本の古典楽器における自由な創作活動を私は大変素晴らしいと思いますし、とてもあこがれます。
ノスタルジア
ZABADAKの『海を見に行く』という曲の箏バージョンがあると聞いて、このCDを探し当てました。
箏の音色に心がかき乱されるようで、和楽器の素晴らしさに心底驚いてしまいました。
単なる邦楽とちがって、現代的な音楽に取り入れているところが良かったです。
1曲目の『百花繚乱』を聴いたとき、米米CLUBをイメージしたのですが、米米の曲もカヴァーされていて、抜かりない!と思わずほくそ笑んでしまいました。