ひぐらしのなく頃に 第一話 鬼隠し編 (上) (星海社文庫)
文庫本にもかかわらず挿し絵がカラーでとても綺麗です。
原作と違うところが少しだけありますが、面白さは全く変わっていません。
美麗なイラストがさらに感情移入させてくれます。
ひぐらしの名場面の一つ嘘だッ!もカラーで描かれているのは嬉しいですね。
内容は講談社の講談社BOXというレーベルで出ていたものとほぼ同じです。
問題はここなのです。
講談社BOXでイラストも表紙以外は白黒で1000円〜1600円で
ひぐらしシリーズは出版されていましたが、
今回の星海社という新レーベルの立ち上げに際し出版された星海版は
値段も安く講談社BOX版より豪華です。
正直、こういうものが出ると分かっていたなら講談社BOX版を買いませんでした。
こんな売り方はファンをただの自社の利益をあげるためだけの道具と
思っているのではないかと思ってしまいます。
作品自体は最高のものなのに講談社のせいで
チープなものに感じてしまいました。
you
目明し編ドラマCDのエンディングで使われた曲である、雪野五月さんの歌う「you」です。
カップリング曲は「thanks」のボーカル版となっています。
ひぐらしファンの間では、癒月さんの作詞の「you」が有名だと思いますが、
ファンに浸透しているその歌詞をあえて変えたのには理由があるとのことです。
以下、「ドラマCDひぐらしのなく頃に 開発日記【WAYUTA】」ブログより転載です。
「あえて既存(?)の歌詞を使わず、雪野五月さんに歌詞をお願いしたのは、
詩音に一番近い人に「you」を委ねたかった為です。
おそらく歌詞として見たならばつたない所もあるでしょう。
ですが、私はこの詩ならば、皆さんの心に必ず届くと信じました。」
実際に聴いてみると、確かに歌詞の語呂は少々悪いですが、
雪野さんの落ち着いた歌声と高い歌唱力がそのすべてをカバーしていると思います。
また個人的には「you」以上に、c/wである「thanks」の方をぜひ聞いてみて欲しいです。
これもまた開発ブログからの転載ですが、「雪野さんの歌声は本当に惚れ惚れしますね。」
ひぐらしのなく頃に 劇場版 コレクターズエディション(初回限定生産) [DVD]
見た感じ原作を知ってる人にはもの足りず、知らない人には訳分からないかな?それでもこういう作品の映像化は難しいしその中では頑張ったのかな?個人的には飛鳥凛さんが良かったと思います。あとは圭一が死ぬ直前仲良く歩いているシーンを思い浮かべるところかな?
続編誓は映像観た感じ罪滅し編?でしょうか。て事は三部作になるのでしょうか?いい意味でも悪い意味でもどうなるのか楽しみです。
ひぐらしのなく頃に祭 カケラ遊び(通常版)
このゲームのせいで毎日寝不足ですよ。総プレイ時間が100時間越えるとか…苛酷すぎますって。
しかし裏を返せば、それだけハマるって事です。
最初は「かまいたち」のギャルゲー化か、と思っていましたが、とんでもない勘違いでした。
ホラー、オカルト、ミステリー、お笑い、熱血。 それらを併せ持つ素晴らしい作品でした。
数年前、少年犯罪が相次いだ時に、よくこの「ひぐらし」が槍玉にあげられ、批難の対象とされました。
確かにこの作品には、残酷な描写が多々あります。
特に殺人を正当化(?)するストーリー展開などは、最初は眉を潜めました。
しかし最後の最後までプレイして、全てのわだかまりが解けてすっきりしました。
ネタバレにもつながりますので具体的には書けませんが、とにかくこの作品は色々なことを教えてくれます。
「ひぐらし」未体験で、このゲームの購入を考えてる方は、是非プレイしてみて下さい。
TVアニメ「ひぐらしのなく頃に解」スペシャルプライスDVD-BOX
サスペンス要素を前面に打ち出した宣伝をしている割に、肝心のサスペンスは破綻しており
スプラッタで客を驚かせる、喜ばせる内容になっている点に注意。
これをサスペンスと言っている人は、一度西村京太郎でも小杉健治でも読んで欲しい。
本物のサスペンスを味わえる事は間違いない。
ひぐらしの元ネタになっている「七夕の国」という作品の方が、もっと怪奇サスペンスだった気がする。
「解」と呼ばれるくらいだから、謎解きがされるのかと思いきや
最終的には、神だの病気だのという話になっている。
神の所業や、実は病気でしたっていうのは、謎解きではない。
サジを投げた感が半端なかった。
ただ、それを補って余りある展開の怒涛さには恐れ入った。
昔からある手法(YU-NO等)だが、さすがに循環シナリオは熱い展開が多くて見ていて楽しい。
原作では展開の腰を折る説明が多く挿入され、長ったらしくなりgdgd感が否めなかった。
更に厨二武器や戦闘も多かったので、途中に萎えまくっていた。
アニメはそこらへんを適度にカットし、適度に使っているのでテンポも良く、萎える展開にもならない。
「原作と比べて」という人が多いが、正直原作はテンポも悪くて、あれをアニメでやられると尚更辛いだけだ。
相変わらず声優の演技も、演出も素晴らしく、アニメの完成度としてはかなり高い。
最終的に、風呂敷が広がりすぎた感があったが
それでも最終的な展開は嫌いじゃない。
名作まではいかないが、原作より面白く、アニメは良くまとめられている良作。