ひぐらしのなく頃に 解 -目明し、罪滅し、皆殺し、祭囃し編-[同人PCソフト]
田舎の山間にある雛見沢村を舞台に、そこで起きる連続怪死事件の真実を描いた『ひぐらしのなく頃に解』。
解答編となる第五話から第八話まで収録されています。
出題編では物語を前原圭一の視点で描いていましたが、解答編では別のキャラの視点で描く事により、数々の真実や惨劇へ打ち勝つ為の方法が段階的に明らかになって行きます。
出題編をプレイしている時は正直な所、ここまで壮大な物語になるとは思いませんでした。
雛見沢という小さな世界で繰り広げられていた物語の後ろには大きな背景があり、そして惨劇が必ず起きる。
惨劇を起こす側、惨劇に立ち向かう側、無駄な物など一つもなく、全ての登場キャラクターの思いがこの物語を作り上げています。
無数にある小さな要素をまとめ上げて、一つの大きな物語へと昇華させた竜騎士07氏は純粋に凄いと思いました。
出題編でBGMはフリー素材を使用していましたが、解答編では複数の作曲者の方によって制作されていますので完成度は大幅に上がりました。
是非最後までプレイして壮大な物語の結末を見届けてください。
心に残り続ける素晴らしいエンターテイメント作品になっていると思います。
「ひぐらしのなく頃に」 ボーカルソング+ゲームオープニングムービー集 [CD+DVD]
CDの曲目及び順番は、
1.嘆きノ森
2.追想のディスペア
3.そらのむこう
4..その先にある、誰かの笑顔の為に
5.光の空のクオリア
6.escape
7.ただ流るるままに
8.突風
9.Angelic bright
10.プレイス・オブ・ピリオド
11.漆黒の祭壇
12.コンプレックス・イマージュ
13.Friend
14.you(癒月ボーカル有り)
15.you(ボーカル無し)
で計15曲、DVDの方は、
1.嘆きノ森(祭 OPムービー)
2.コンプレックス・イマージュ(祭 カケラ遊び 澪尽し編 OPムービー)
3.追想のディスペア(絆 第一巻・祟 PV)
4.プレイス・オブ・ピリオド(絆 第二巻・想 PV)
5.光の空のクオリア(絆 第三巻・螺 PV)
6.Angelic bright(絆 第四巻・絆 PV)
7.その先にある、誰かの笑顔の為に(デイブレイクPortable OPムービー)
8.その先にある、誰かの笑顔の為に(デイブレイクPortable MEGA EDITION OPムービー)
9.嘆きノ森(アーティストPV)
10.追想のディスペア(アーティストPV)
11.その先にある、誰かの笑顔の為に(アーティストPV)
となってますね。
主題歌集が欲しくて待ってたので、DVDも付けてこうして発売してくれたのはありがたいです。
ただ…アーティストのPVを入れるくらいなら、祭(カケラ遊びじゃない方)の澪尽し編OPムービー等も入れてくれた方が良かったように思います。
でも一応満足してるので星5つです。
ひぐらしのなく頃に -鬼隠し、綿流し、祟殺し、暇潰し編-[同人PCソフト]
一大センセーションを巻き起こしたと言われる本作。
素晴らしさはいうまでもないかもしれませんが、あえて。
大きくわけて、ひぐらしは「問題編4編」「解答編4編」の
ふたつの作品にわけられています。
なので、問題編を読了後、推理をしつくして解答編を読む、
ミステリー的な楽しみ方も楽しいのですが、
特筆すべきは、やはりそのテーマ性だと思います。
全編通して語られる重厚なテーマが、必ずプレイした人の心に
忘れることのできない、なにかを残すでしょう。
序盤の平凡な日常の描写が長すぎる、という指摘もありますが、
(わたしも当初はそう感じました)
三編目あたりには、それが「なぜ長めに描写されるのか」が
うっすら理解でき、改めてその狙いの深さに唸りました。
絵柄については、苦手に思うかたも多いようですが、
テキストの素晴らしさにのめりこむうちに、
むしろこの絵でなければ、感情が伝わってこない、
とまで思える可能性があります。
TVアニメ「ひぐらしのなく頃に解」スペシャルプライスDVD-BOX
自分は「ひぐらしのなく頃に」という作品は原作は知らずにTVアニメで初めて知りましたが、面白いです!
前作の完全な続編となる本作ですが、タイトルの通り前作のTVアニメ版で残された謎についての真相が描かれています。内容としては新キャラが出てきますが基本的に前作のアニメ「ひぐらしのなく頃に」にかなりリンクした話なので、まずは、前作を視聴しておくのが良いかと思います。
本作の感想としては、内容が「雛見沢事件」の真相に迫る話なのでホラー&スプラッターな展開の前作に比べると今回は推理小説の謎解きの様な展開があり、全体的に説明的なシーンが多くて作品として少し地味に感じました。とはいっても、やはりストーリーが面白く、単なる猟奇殺人事件の真相に迫るだけで無く、アクションやタイムトラベル的なSF要素などもあり、話の内容がバラエティーに富んでいるのでかなり楽しめます。
また、アニメは最終回が重要だと個人的に思っているのですが、本作ではしっかりと事件は解決され、エピローグまで描かれているので好感が持てました。印象としては前作同様にアニメとしては良作だと思います。