アクチュール 2012年 3月号 No.28
表紙の背景になっている冬の空色の濃淡が綺麗で、
屋上に立つ柔らかい表情の相葉君のシルエットが
とても際立っています。
相葉君の写真集かと思う様な写真の質感に驚きま
した。10ページに渡る写真は笑顔や穏やかな表情
ばかりです。インタビューが2ページ。
インタビューでは他の雑誌には無い内容の物もいく
つか載っています。
以前、相葉君が実家の犬を抱いた瞬間に犬の心臓が
止まってしまった事があって、その時はペットの犬
は助かったけれど、今まで飼ってきたペット達に「死」
については色々と考えさせられてきたそうです。
メンバーに対する優しさや思いやる気持ちが随所に出
てしまう相葉君らしい出来事や、仕事においても他の
メンバーとは違う捉え方・感じ方をしている部分を掘
り下げた内容だったり、とても興味深い内容でした。
金髪の草原 [VHS]
大島弓子の比較的初期の作品を原作にした映画。
実際には高齢なのにもかかわらず自分を青年だと思い込んでいる老人が、ヘルパーにやってきたヒロインに恋をする物語。
大島弓子の作品には他にも実際の体の年齢ではなく精神の年齢で登場人物を描く作品があるが、これも同様に老人は”青年”として描写される。
その設定は生かし、筋書きは映画オリジナルの要素がかなり書き足されているが、なぜか見終わったあとの印象は原作の漫画に通じるから不思議だ。
【映画パンフレット】 『CASSHERN/キャシャーン』 監督:紀里谷和明.出演:伊勢谷友介.麻生久美子.唐沢寿明
★DVDのウルティメットエディションの特典映像とカブる部分もありますが、
副読本として読み返して楽しめる内容はなかなか。
また、冊子自体が卓上に飾れそうなデザインに作られています。
実質送料だけで手に入りますし、ファンなら押さえておいて損はないと思いますよ。
★ブライの冊子に、作中世界の国境線が分かる地図が載っています。
確かDVDの映像特典には地図は含まれていなかったので、
がっつり考察したい人には必携の資料となります。
★何故か「オモチャ」と「ホビー」カテゴリに二重に登録されていますね。
(2011年12月7日現在)
【装丁】
2004年4月19日発行、定価900円
DVDサイズ。高さはウルティメットエディションと同じだが、横幅は1cmほど短い。
ボール紙製の外箱に冊子3冊が入っている構成。
ブライの冊子の表紙は枠がベージュ色の2色刷りだが、
外箱、残りの冊子2冊の表紙は全部モノクロ印刷で統一されておりカッコイイ。
冊子の背表紙にはロゴが入っており、DVDウルティメットエディションと同じデザインになっていて芸が細かい。
冊子の表紙・裏表紙はいずれも、広告用ポスターと同じもの。
(「映画「CASSHERN」に思うこと」で検索すると出てくる)
★キャシャーンの冊子
裏表紙はバラシン。
フルカラーの劇中カット写真集になっており、
文字は最終ページの主題歌歌詞カードのみ。
ページ全面を使って、バトルシーン、建物の炎上シーンなど
迫力のあるシーンばかりを集めてある。
人物のブロマイド的な写真はほとんど無い。
★ブライの冊子
裏表紙はアクボーン。
ほとんど読み物。
あらすじ、監督からの挨拶、出演者コメント、世界観設定資料、
絵コンテ、キャシャーンのスーツ設計図(DVD特典と同じもの)
ツメロボの撮影用フィギュアが出来るまでの工程、
飛行艇・ロボットなどのデザイン画。
原作キャラクターと劇場版キャシャーンの登場人物の比較。
★ルナの冊子
裏表紙はサグレー。
フルカラーの写真集。
文字は、最初のページに冊子のコンセプトが一言、最終ページにスタッフ名が書かれているだけ。
背景が美しいシーン、回想シーン、キャシャーンとルナが抱き合っているシーンなど、
動きの少ない、重要な心理描写シーンを集めてある。
★付属品
通信販売の申し込み方法、フィギュア、主題歌CDの広告チラシが1枚入っているだけ。
特にフィギュア2体の写真は必見。出来が残念過ぎて笑っちゃいますよ?
NHKドラマスペシャル 白洲次郎 DVD-BOX
自由を信じ、自分の良心のみ従って行動する男。
そういう人間は往々にして理解されないことが多いですよね
白洲次郎という男は戦前、軍隊から政治を取り戻そうと奔走し
戦後、日本復興のために身を粉にして働いたと作品を見て認識したが、
GHQに取り入り、企業売却を目論んだとして
世間から大バッシングをされ、日本の
ラスプーチンとまで陰口を叩かれ・・・
本当は、アメリカのいいなりにならないため自国の体力づけとして
経済を立て直す必要があった、という白州の
信念によるものだったハズ
そもそも世間は白州という人間が「何物なのか」がわからない
例えばヒトは肩書きでヒトを判断する
しかし、白州は吉田茂のブレーンであり、大企業の役職であり
百姓である。そんな人間が「白州天皇」とまで揶揄され
時の政治を動かしてるとまで認識される。
そんな人間を世間が理解できるハズがない、だから排除するのだが
本人は揺るがないのだ
こんなカッコイイ男がいるだろうか!
「何物か」と問われれば、「真のリベラリスト」と答えるしかない
「正直に矛盾に満ちた人生を生き
荒くれモノだが、つかみ所がない
強くて弱い男
世を儚んでも世間から逃げたかったワケじゃない
ひたすら荒れる魂を鎮め
あるがままに生き、出家しても武士の魂を持ち続けたヒト」
このくだりは、妻である白州正子が西行研究で得た人物像だが
夫である次郎のことを語ってるのと同じ
この夫婦はつかず離れず、お互いのことを思いやり理解しあってる
カッコイイ夫婦だ
そんな生涯、夫を追い続けアイデンティティを大切にし続けた女を
演じた中谷美紀さんは適役で美しかった
次郎役の伊勢谷友介も言うことなし!
涼しい口元に鋭すぎる眼光。クールで熱い男て感じで男が惚れる
男ってやつだろう