ラプソディア 公式ガイドコンプリートエディション (Official books)
ジャンルがSRPGということもあり、ストーリーよりは攻略情報が中心です。
■戦闘指南(システム解説)
■キャラクター紹介
(仲間条件・コメント・ステータス)各キャラ2ページ
死亡・離脱の区別あり
全身絵はメインキャラ数名のみ。他のキャラは顔グラのみです。
■戦闘攻略情報
(Sランク条件・埋蔵品位置・特別賞条件記述などもあり)
■クエスト攻略情報(条件記述あり)
■フリーバトル攻略情報
■アイテム・防具・モンスター・協力攻撃などの各種データ
■キャンプイベント情報
■開発者インタビュー
これが基本の構成になっています。
一応2周目特典についても記述があるので、戦闘攻略情報としては十分だと思います。
会話については好感度キャラ記述にとどまっているので、こちらは自分の目で確かめろ、ということでしょうか。
現時点ではこれが一番の情報量を持つ攻略本でしょう。
クラウン・オブ・ファジー・グルーヴ
「クラウン・オブ・ファジー・グルーヴ」というタイトルからも
想像がつくと思いますが、音響インストのアルバムです。
無駄がなく、流れもよくて最後までだれることなく聴けます。
山本精一のセンスの良さと才能を存分に感じられる作品です。買って損なし。
ラプソディア
前作から1年弱という短期スパンで発表された山本精一の新作は、様々なグループでの活動を経豊富な音楽素養を備えてきた彼らし
く、細部に音響への強い意識を感じさせながら、ギターを基調にしたフォーク・ロック調のゆったりと美しい作品に仕上がっている。
まずどこに耳が奪われるかというと、山本氏自身の淡々とした歌声そのもの。あまり抑揚をつけることなく、付随する歌詞カードの文字
デザインの様に、等間隔で配置された言葉一つ一つを客観視したように、また歩くような速さでなぞっていく。かと言って音楽が情感に
乏しいというわけではない。飄々としたその語り口には不思議な愛おしさがあり、不意に高音に達する部分では美しささえ感じさせる。
その上で山本氏が多重録音したギター、共演者千住宗臣が敷くドラムビート等多数の芳醇な音が言葉の間を絶妙に埋めていくだけで
なく、抑え気味な声に秘めた激しい感情を代弁しているかのように感じられ、まさに演奏と歌に境目の無い一体感を感じさせる。
作品全体に暗く閉じたものを感じさせるのは、山本氏が発する言葉による処が大きい。8分にも及ぶ大曲「いつものうた」ではフォーク
調に延々と鳴り続けるギターに載せ、外界から隔離された自らの内面で産まれる虚無的な感情を延々と綴るが(「遠い 遠い ことば
なんか」「ひとつきりの 声も 聞こえない」)、それでも尚歌と演奏に惹きつけられるのは音楽自体の説得力の強さだろう。
どこか屈折したものを漂わせながら、歌と楽器が一体となり訴える様々な感情はとても美しく響く。じっくりと耳を傾けて欲しい。
ラプソディア
最初の評者”ニゴチュウ”様が本CDの魅力を余さず書いておられます。私は安心して自分の
感動だけを書き連ねることができます。
【エネスコとリゲティー】
このCDにはエネスコとリゲティーの曲が収録されています。
以前からエネスコの弦楽八重奏が好きでしたエネスコ:弦楽八重奏曲&ピアノ五重奏曲。
この曲は、ロマン派終着点の音楽の様相。シェーンベルクの初期の作品と雰囲気が似て
います。きわめて洗練された音楽です。私はエネスコがドイツ人だと思っていました。
リゲティーは繊細で微妙な音楽。彼はフランス人だと思っていました。
【東欧一族】
実は、エネスコはルーマニア人、リゲティーはハンガリー人だったのですね。コパチンスカヤは
お隣のモルドバ人。
「ラプソディア」を聴いてビックリしました。エネスコの曲がコテコテの東欧なんです。トラック7の
リゲティーの曲は巧みなガラス細工のようなクラシックですが、彼にもハンガリー的な曲が沢山
あるのかも知れませんね。
”まっとうな”西欧クラシックの語法で作曲できる大家も、自分の故郷の音楽への愛着に、思い
の丈をさらけ出している。心の安らぎと、音楽上の楽しみ…人を楽しませるより、自分が楽しん
でいる。本音なのかも知れません。
【民謡】
ツィンバロンの入った民謡も素敵です。舌を巻くような演奏です。パトリシアさんのお父さんの
演奏だそうで、ツィンバロン奏者ヴィクトルさんは、もしかするとモルドバでは娘さんよりも有名
な方かも知れませんね。人間国宝みたいな。問答無用で引き込まれていきます。
…クラシックとか民謡とか、そう言う範疇を超えた「音楽」そのものです。
【パトリシア】
これは実に面白いCDです。音楽をする楽しみが伝わってきます。ジャンルを超えています。
−−−このCDに収録された曲を演奏する世界最高のバイオリニストは誰だろう?−−−
パトリシア・コパチンスカヤさん以外に考えられないんじゃないでしょうか。ファジル・サイとの
協演で世に出た(もちろん国際コンクールの優勝歴もあります)彼女の演奏のルーツをここに
見ることができます。
Rhapsodia Original Soundtrack
特にイベントのないエルイールやエレノアの庵などもちゃんと音楽が作られて(アレンジされて)いるんですよね。
本当、コントローラーから手を離して何分も聞いてもらうために作った、て感じがしました。