ライブ アット 道頓堀くいだおれ ぼちぼちいこか ザ・ムービー [DVD]
本当は100点をつけたいのだけれど、
'1. き〜坊がちょっとこねくりすぎやな
'2. 大阪ベイブルースはちゃうやろ
で、ちょっと減点しました。
有山は人間国宝の領域に入りました。
OSAKA
上田正樹「OSAKA」は、よくあるベスト盤ではなく
過去の曲を今のアレンジで今の上田正樹さんが歌っている。
私がLIVEで見た限りでは、
寡黙なギタリストの養父貴さんが
才能をいかんなく発揮してこのアルバムのアレンジはとても秀逸で饒舌だ。
いきなりレゲエで始まる「スルー・ザ・ナイト」
ダンサナブルな「扉を開けろ ! 」
「悲しい日々」はサウス解散後ソロで出した隠れた名曲で詩がとても良い
「おまえを救けにゆく 」この叫びはたまらない。本当に救けてくれる気がする。
続いて、大阪を象徴する「ぼちぼちいこか」から2曲.
「大阪へ出て来てから」「可愛い女と呼ばれたい」
サウス・トゥ・サウス時代の「むかでの錦三」が今よみがえる。
これが、まさにR&Bなのだ。
そしてアルバムに初収録された「星空の下で」「そして大人の風の中」
「わがまま」はギターとストリングスで
シンプルなのにしっとりしていて
上田正樹さんのヴォーカルが際立って心をしめつける。
何十回聞いただろう「悲しい色やね」
でも聞くたびに新鮮。
「Sing my Soul」は上田正樹さんの人生そのものを歌っている。
Bonus Track
「Somewhere Sometime」はNHKドラマのエンディング曲
テレビを見て、気になった方は
是非このアルバムで、上田ワールドの熱いSOULを感じてほしい。
上田正樹 tribute [DVD]
正直に言うと、悲しい色やね、というイメージしかなかったのですが、
何気なく購入したこのDVDを見終わって、すぐに繰り返し見てしまいました。
バンドの面々が実に楽しそうに演奏しているし、見て、聞いていて、実に楽しい。
Otis Redding をリアルタイムで聞いた世代ではないのですが、なぜか懐かしい。
音声はドルビーデジタル5.1chとリニアPCMでの収録で、音質もまずまず。
映像が4:3のノーマルTV画質なのが惜しまれます。
プロジェクタとサラウンドシステムで、気分は大阪ブルーノート。
戻りたい過去なんてあらへん
上田正樹さんって、正直、
『悲しい色やねん』
しか知らなかったんですけど、、
へえ、いろんなことやってるんですねえ!!
驚きとともに、ちょっぴり感動しました☆
なんだかんだ、やっぱり60年代、70年代って
いい音楽がたくさんあって、いいシンガーがたくさんいて、
うらやましいなあ!!笑。
上田さんのこと、ほとんど知らなかったわたしですが、
この本を読んで
「音楽ってなんだろう」とか、
「人生ってなんだろう」とか、
あるいは「人との繋がりってなんだろう」とか、
勝手に、色々、考えました…★★
なんだかねえ、勉強になりました!!笑。
難しい本じゃないんだけど、
ミュージシャンってこんなに大変な仕事で、こんなに魅力的な世界なんだっって。
ぜひぜひおすすめです!!
60-70年代音楽好きな人も、そうじゃない人も、
ちょっとホロリとくる1冊だと思います!!
もちろん、上田さんファンの方は必見!!笑。
上田正樹 MTV Premium Live in duo [DVD]
これは日本屈指のライブ・アクトを披露するバンドのライヴ映像である。ライヴ・ショウとしての完成度、楽曲の幅の広さ、メンバーの技量の高さなど、どれを取ってもハイレベル。
クライシス解散以降の原田は、まずバンドそのものの音の弱さがネックだった。そのため魅力が半減し、おのずと活動の場は限定され「失速」という解釈をされてしまった。しかしここに登場するニュー・バンドは違う。まずドラムとベースのリズム隊の堅牢さ。タイトなドラムとマーカス・ミラーの影響を強く感じるベースが非常に良い。この2人に原田のギターを加えたトリオ編成でも充分なくらいなのだが、これに女性サックスとキーボード&コーラスの女性を加えた5人編成がこのバンドだ。かつて原田のバンドにはサックスに現・上田正樹夫人の朝本千可がいたが、このバンドのサックスは朝本ほどの力強さはないものの奏でるフレーズはツボを得ており、これからが期待されるプレイヤーだ。また原田のギターはプリンスの影響を感じるフレーズと重厚な音を披露する。彼をギタリストとして見る人は少ないと思うが“シンガーがギターを弾く”という程度のテクニックではなくかなりの腕前だ。ただ、楽曲によっては原田がピアノに廻る場合がありこの時ギターは不在になるわけで、この時にバンドの音が薄くなり楽曲のメリハリが消えてしまうのが残念だ。なぜなら原田のアレンジは案外決めが多いため、リズム隊とサックスだけでアクセントを付けようとしても流れてしまう。「雨のハイウェイ」などはその典型。サポートのギタリストをもう一人欲しいところだ。
しかしこのニュー・バンドを従えた原田は復活の足がかりを得たと解釈する。いよいよ、彼がデビュー当時から言っていた海外進出も見えてきたのではないか。このバンドとダンサブルなライヴ・アクト、そして珠玉の楽曲群をもってすれば、海外でも高い評価を得られるものと信じたい。