生態系サービスという挑戦 -市場を使って自然を守る-
●本書は、徳義心にあふれた自然愛護の讃歌ではない。自然保護を市場価値に結びつけようと(すなわち金儲けのネタしようと)世界を駆け回るプレイヤー達のドラマである。
●「自然保護で金儲け」というと聞こえが悪いが、そういう我々の感覚自体が、じつは「環境保全」と「経済市場」をつなぎ合わせられない頭の固さの証拠に他ならない…そういうことを痛感させられた一冊だった。
●本書に出てくる人物たちのチャレンジを、私はどれも全く知らずにいた。訳者あとがきにもあるとおり、多くの日本人にとってもその殆どが初耳だろう。だから、本書の翻訳が名古屋で開催されるCOP10に間に合って良かったと思う。経済開発優先派も自然愛護絶対派も、本書を読んで「両方をつなぐ道」があり得ることを知って欲しい。
●もちろん、本書でも繰り返されているように、このビジネスにはまだまだ不確定要素が多く決して簡単に手を出せるものではない。しかも、政府レベルの規制が新たなチャンスを生み出す場合が多いので自由市場でもない。今はうまくやっているように見えるプレイヤーたちも、明日どうなっているか保証はない。だから、この本を新ビジネスチャンスへ甘く誘う俗なハウツー本だと思って手に取ると痛い目を見るだろう。
●アメリカ人の書く『気の利いた』ルポルタージュ風の文章が私は嫌いなので、☆をひとつ減らしておく。
Lost & Found
前作と同様良いです.予約して買いました.
この人の声やリズム感が非常に好きで,2009年に来日された際も見に行きました.
(その時はweakとturning into blueを聞いてぶっとびました)
本作でもpopsのカバーを多くやられていて,
Simply Red やMary J Bligeの曲を品の良いアレンジで演奏しています.
前作のweakぐらい派手なアレンジはないですが.
またオリジナルの曲が多いのも本作の特徴かと思います.
かなり聞きやすい内容に思いました.
ただ個人的にピアノはaaron parks のほうが良かったなと正直思いました.
When Harry Met Sally [VHS] [Import]
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In a Dream
近所のCDショップのJazzコーナーを物色していたらディスプレイしてあったのが本作(通産2ndアルバム、メジャーデビュー作)の国内盤。思わずジャケ買いしそうになったが、値段の安い輸入盤を購入。
Vo.はキーが低目で、Sarah Deleoとは違って艶っぽくはないが、独特の魅力的な声で、ボイス・コントロールのレベルが非常に高い。全曲モロJazzという感じはあまりせず、ブラジル音楽にジャズで味付けをしたような印象。カバー+オリジナルという構成だが、カバーと言っても原曲をあまり想起させない出来になっており、サウンドもカッコ良し。私のように普段ジャズやボサノヴァを聴かない人間にも受け入れやすい。
尚、輸入盤は国内盤より1曲少なく、曲順も若干違うので、以下に曲目を記しておく。
01. I Can't Help It (Stevie Wonderのカバー)
02. Within Me
03. Butterfly (Herbie Hancock&The Headhunters のカバー)
04. In A Dream
05. Doralice (Anjos do Infernoのカバー)
06. Turning Into Blue
07. E.S.P. (Wayne Shorterのカバー)
08. Azure (Duke Ellingtonのカバー)
09. On The Other Side (Francis Jacobのカバー)
10. Weak (SWVのカバー)
New Rose Hotel [VHS] [Import]
『バッド・ルーテナント』のエイベル・フェラーラ監督+『ニューロマンサー』のウィリアム・ギブソン原作+クリストファー・ウォーケン&ウィレム・デフォー&アーシア・アルジェント共演という、刺激的な組み合わせの異色SFサスペンス。といっても低予算のインディペンデント映画なので、派手なSFXはなし。ビデオ映像を多用し、スシ・バーや高層建築などの近未来的情景をピックアップし、ウォーケンがひたすら衒学的な台詞を喋り倒す、とんちスタイルでSF気分を醸成。原作もほとんどSFの姿を借りたハードボイルド小説なので、忠実な映像化と言えないこともない。小説の文体をそのまま映像化したラスト15分の回想シークェンスはかなりメタ。日本での公開は難しいだろう。
見所はなんといってもファム・ファタールを演じるアーシア・アルジェントの美しさ。それに尽きる。彼女の色香に惑うウィレム・デフォーも男の哀感を全身から漂わせていて素晴らしい。フェラーラ組の常連アナベラ・シオラ、グレッチェン・モル、そして坂本龍一と天野喜孝が特別出演。