マリア様がみてる OVA コレクターズ・エディション 2 略してOK大作戦 (初回限定生産) [DVD]
OVA続刊。1巻に引き続き丁寧な作りですね。2巻は1巻とは別の意味でのインパクトがあり、そこが見所でもあります。特に花寺学院高校生徒会メンバーの容姿は必見。普段清楚な女子ばかりが登場している作品の為か、一種独特な空気を漂わせています。
ここに至って久々に登場する「祥子さまの苦手とするもの」。それを克服しようとする祥子さまの努力と、彼女の紅薔薇(生徒会長)として持つべき器量を再認識させられる一コマも。また、苦境に立たされた祥子さまを献身的に支える主人公の祐巳や山百合会メンバーの存在が垣間見えます。この様な「人と人との繋がり」は、マリみての魅力の一つだと思います。
異様な男性陣の効果もあってか、山百合会が花寺の学園祭に協力する OVA2・3巻の話は、マリみての中でもコメディ路線が強い作風となっております。また、2巻の所々や予告に登場する”いわく”あり気な少女・・・。彼女がこれからの物語に、どの様に関わって行くかも気になるところです。
オーディオコメンタリーはお茶会みたいな雰囲気で楽しそうでしたね。聴いている私もお腹が減ってしまいました(笑)
マリア様がみてる OVA コレクターズ・エディション 3 涼風さつさつ (初回限定生産) [DVD]
OVA第3話「涼風さつさつ」★★★☆☆5/10点
第2話から続く花寺学園祭までのお話。今までは祥子の妹としての
位置にあった祐巳が今度は下級生から姉(祐巳様)として慕われる
意外性と時間の流れを感じさせる物語です
リリアンに存在するスール制度をあまりに美化しすぎた顛末と
言えばいいのでしょうか。理想を追いすぎて目の前の本人を蔑ろにする
あまりの変わり者ぶりに思わず引いてしまいました。
困ったところで助力する銀杏王子と旧黄薔薇様の活躍もさりげなく、
飾りっけ無しの彼女の人徳を窺わせる場面も多々あるのも印象的です
きちんと前回を踏まえて花寺のお祭りの顛末を描いていたのもナイス。
粗野な野郎どもが蔓延るアウェイ(敵地)のむさ苦しい違和感、
高台に上がった三薔薇に群がる亡者のごときクイズ参加者など、
これもまた理想と現実のギャップの空しさを象徴しているのでしょうか(笑)
前巻までは1話完結に近い作風でしたが、今回は心機一転、新章開始の
様々な成長と問題への直面する新章開始の序章に近い感触です
そのためか、ややまとまりが甘く展開が速過ぎる感があったのが残念です
あと個人的に推理探偵要素と本編との絡みがもっと欲しい所。着眼点は良かったのに・・・
アイドル・ミラクルバイブルシリーズ 伊藤美紀
ホリプロ・ザ・オーディションでグランプリを受賞し、
1987年にデビューした伊藤美紀、初の(?)ベストアルバム。
CD普及期だったため、デビュー年のシングルはシングルCD化されて
おらず、初CD化の楽曲も多数収録。
リズム感がよく、アップテンポの曲に歌詞をきれいにはめて歌っていた
のが印象に残っている。発売が楽しみ