雪男は向こうからやって来た
著者は、早稲田大学探検部を経て、朝日新聞記者。
退社後2008年の「雪男捜索隊」に加わりネパールへ向かう。
そこで目撃された足跡や、今井通子、田部井淳子といった先人の目撃譚は
玉石混淆である。
現地の人さえ見たことがないという雪男、
それはユキヒョウではないのか、ヒグマではないのか、カモシカではないのか、
サルではないのか。
ネパールというと玄関のイメージだが、著者たちがベースにしたポカラは一年を通してカトマンズよりも暖かい。
過ごしやすく温暖な気候だが、カトマンズのからっとした気候に比べると、ポカラの湿度は多少高め。
雨季には蒸し暑さを感じることもあるが、日本の湿気に慣れている日本人であれば、十分適応できるし、
日本の猛暑に鍛えられた体であれば、過ごしやすいぐらい。
ただし6000メートル以上の山は雪も降るし、雪崩も起きる、氷河だってある。
低地は熱帯のジャングルで、冬の間はそこに潜んでいる雪男は、
夏になると芽吹きだした草木を食べようとして岩山に上がってくるようだ。
しかしなぜそのような行動様式を獲る日つよがあるのか。
「ここはグリーン・ウッド放送局」 CDシネマ2 ^緑林ミステリー短編傑作集
原作コミックのファンで、CDも買ってしまいました。男子校の寮を舞台とした、笑いあり、不思議あり、ファンタジーありの楽しい作品です。
このCDではミステリー仕立てのストーリーが4話収録されていますが、いずれもオリジナルで、コミックにはありません。
どれも面白いですが、お勧めは4話目の「光流と別れのメッセージの謎」です。
忍先輩が謝礼無しでは、後輩(瞬君)に勉強も教えないと突っぱねつつ、光流先輩が「メッセージ」の謎で悩んでいると、見返りなく見事な推理を発揮するところが愛(?)の表われでしょうか?(笑い)
不意打ち
声優は、アニメのキャラクターに声と感情をつけるアニメ声優、または、外国映画の吹き替えをする外画声優にほぼ分かれる。
この人の場合は前者なのだが、ジャパンアクションクラブ(通称: JAC)に所属する役者(今なら、「仮面ライダーなどの特撮系に出演しているスタント要素も持つ役者」といえば通じるだろうか?)でもある。
つまり、歌には関わりが少ないのだ。
よって、失礼だが、歌手としての力は低いと思える。
それでも、このCDが2ndであることからして、購買層があり、歌唱力が全くないわけでは決してない。
だから、それをどう思うか次第なのだ。
つまり、あなたがこの人を「たくさん兼業してる。すげー! よし、買うぞ!!」なのか「どれが結局本業なの?よくわかんない。」なのかが決め手となるだろう。
あなたはどちらですか?