アスク・ア・ウーマン・フー・ノウズ [DVD]
1992年のグラミー賞ウィナー、ナタリー・コールの1時間半にも及ぶ2003年のライブである。フルバンドをバックに豪華衣装を着こなし、スタンダードナンバーを中心に18曲を歌いこなしている。
亡父のナット・キング・コールは天才歌手&ピアノ奏者で40代の若さで他界してしまったけれども、ナタリーは遅咲きのスーパースターといえるだろう。幼いとき溺愛され、若いころは無軌道ぶりの目立つポップスシンガーだったが、父親の年齢を越した今、父に劣らない実力と人気を備えるようになった。
声は中高音で一時はがなる事が多かったが、「アンフォゲッタブル」でグラミー賞を獲得してからは実に味のあるジャズを披露するようになった。1曲1曲歌詞をかみ締めて歌い、この人のステージは何よりも華がある。本作品は脂の乗り切ったナタリーのエンターテインメントを十二分に楽しめる。
ゲストとしてダイアナ・クラールが招かれている。普段余り笑わない彼女が歯茎を見せているところなど、いかにナタリーを尊敬しているかがわかる。
ラヴ、アゲイン ~デイヴィッド・フォスター プレゼンツ~
グラミー賞15回受賞。カルガリー冬季から北米での五輪テーマ曲を3回もプロデュース。70年代後半以降、北米音楽界をリードし続けたフォスターも“還暦”を迎えた。その彼の集大成ともいえる、美しいラブバラードが並ぶベストに近いオムニバス。歌い手はさまざまでも、楽曲の始めからの“ベスト・メロディ”にこだわるフォスターの曲作り、音作りのスタイルは一貫しており、トータルアルバム的に安心感をもったまま聴けた。
歌い手が凄いです。自身、トップラインの位置を不動にした映画「ボディーガード」主題歌を歌うホットニー・ヒューストンに始まり、ナタリー・コール、ピーター・セテラ、チャカ・カーン、ホール&オーツにアル・ジャロウなど、高水準の歌唱力を誇るフォスターのパートナーたち。。。彼らの急上昇期から絶頂時にかけての歌声に思わず酔いしれました。「アフター・ザ・ラブ・ハズ・ゴーン」はシングルヒットしたアース・ウインド&ファイヤーのトラックで収録されており、改めて聴くとフォスターがユニット“エアプレイ”で自ら唄ったバージョンとは雰囲気も歌詞も違っていて面白いです。非英語圏のアーティストも積極的にプロデュースしたフォスターらしい松田聖子作品も入り、最新のMISIAとのコラボ・トラックも充分な聴き応え。そして、オールラストはやっぱり。。。85年の青春映画の名作「セント・エルモス・ファイヤー」の愛のテーマ(名曲!)で締めくくられていて、なんとも、じ〜んと、泣けました。
絶品です。各年代を彩った、美しくも華麗な“ハイライトソング”の豪華な集結。小生自身の人生とも重なりましたが、幅広い年代のかたにとって、高品質で、心地よい、そして時に想い入れ・想い出深く感じられる、貴重なベストといえるとおもいます。なお解説中に、フォスター自身からの、各アーティストを振り返ってのコメント、メッセージがはいっており、彼の温かみのある人柄が伝わってきましたし、内容的にもフォスターの視点が面白かったです。文句なしの星5つです。
アンフォゲッタブル
いつ聞いても ゆったりした気分にさせてくれるCDです。これをかけるだけで 上品な雰囲気が漂います。
朝の目覚めに1曲目をタイマーで。 夜は最後のアンフォゲッタブルで眠りに。これだけでもう幸せな気分です♪ これは本当にどなたにもお勧め!とくに 忙しい毎日をおくっている方には 癒しの一枚になるかも。
グラミー賞グレイテスト・ヒッツ! VOL.1 [DVD]
マイケルを観たくて購入しましたが、ティナ・ターナーやユーリズミックス、スティングと懐かしい若い顔が目白押しで十分楽しめました。
マイケルは、最初口パクで「The way you make me feel」「Man in the mirror」と歌い、曲が終わろうとしてマイクも入っていないのに感情がおさえきれず、アドリブで歌い続ける名場面でした。この曲にマイケルが込めた思いが十分に伝わってきました。
ユーリズミックスのアニーがエルビスの格好をしているのも麗しかったし、ティナの脚線美(?)もスゴかったです。スティング若〜い!フィル・コリンズは変わらず?(髪が)。ドナ・サマーがワーキング・ウーマンたちとダンスするのも80年代っぽくてちょっと恥ずかしい感です。ナット・キング・コールと娘のナタリー・コールとのスクリーンでのデュエットは素晴らしいです。
値段が少し高いかな〜と思いましたが、内容は十分でした!!
リ・ジェネレーションズ
Nat King Cole、もちろん名前は知っているし代表曲も耳にはしていましたが、
これまでアルバムを購入する・・・というところまではきていませんでした。
そこでこのアルバムです!The Rootsやwill.i.am、Cee-Lo、Salaam RemiにSwizz Beatz。
現代のR&B、Hip-Hopシーンを代表する豪華なメンツが揃い、
それぞれの解釈で渾身のBeatを注ぎ込んでいます。そりゃあヤバイってなもんです。
そして改めて歌声の素晴らしさにうち震えてしまいました。
オリジナルの方もこれから聴いていきたいと思います!
(ラストのRockな曲は、個人的にいまいちハマれませんでした。。)