はらハラしちゃう!! 甘原出雲編 (ぷちぱら文庫 31)
表紙を見るととても妹系な話には見えないが、教師と生徒、兄と妹の近親背徳なストーリーである。
妹を欲望の対象としてみてしまう主人公・健矢は離れる為に家を出て教師の道を歩む。だが、母校に赴任した彼は、やはりその高校に進学した妹・出雲と再会する。
学園一の美女となった出雲の存在に悩みながらも教師として接するが、そんな建矢の元に出雲の下着で自慰をしていた事を脅迫する手紙が届く。
もちろんその手紙を出したのは出雲自身。出雲もまた兄を異性として捉えていた。出雲は脅迫を盾に健矢に肉体関係を迫る。初めは拒んだ健矢だったが、もとより出雲に対する欲望を抱えていた彼は、出雲の焦らしで昂らされ、遂に一線を越える。
そして二人は学校で逢瀬を重ねるようになる。出雲はその豊満な肉体を体操服や黒タイツ、競泳水着、バニースーツで包み、兄との愛欲の日々を彩る。
布施はるかノベライズは鉄板。序盤は焦らされるが後半は充実したH内容。
背景CGテクニックガイド―「パース」「空気遠近法」「透視図法」から「室内」「自然物」まで具体的テクニック満載! (I・O BOOKS)
全190p中 〜52pまではツールの使い方 〜112pはパースの説明とワンルームの
大体の描き方 〜ラスト190pまでは自然物背景の描き方説明で岩と木と雲と遠景の山の
描き方について詳しく書かれています。
個人的には表紙の載っているような芝生や地面の描き方を知りたかったのでちょい残念です。
アニメの背景を参考にするなりどっかの講座を参考にすれば十分事足りるので
立ち読みできる機会があれば一度目を通してから購入を検討されることをお勧めします。
出雲重機 INDUSTRIAL DIVINITIES
鉄騎のメカデザイナーを担当した大久保淳二のメカデザイン集
巻末に鉄騎の項がありますが極めて少数で鉄騎の資料としては
他に資料集がありますのでこの本を買う意味はありません。
あくまで「出雲重機」のデザイン集です。
用途不明な「重機」として描かれた不思議な機械群を見れます。
この本の中の「重機」達は何をするためにそこに存在したのか
それを読み手に説明するような文章は無く、色々な事を「重機」
の形状から想像し思案することを読み手に要求します。
出雲重機を見て、この本を手に取る人には間違いないかな?
出雲の阿国 下 改版 中公文庫 あ 32-9
有吉佐和子著作としては、この『出雲の阿国』は、必ずしも第一級のものとは言えないかも知れません。それは、彼女の出身地を舞台にした『華岡青洲の妻』や『紀の川』などの作品と較べてみれば、明らかに看て取れることか、と存じます。 とはいえ、彼女ならではの才気溢れる「時代小説」である事実は否定できないでしょう。 十分に一読に値するフィクションではあります。決して読んで後悔のない作品ですよ。