医龍 25 (ビッグコミックス)
これほど感動したマンガに出会ったことはありません。
また、これほどまでに登場人物をリアルに感じたことはありません。
全25巻を通して、
序盤は医療をテーマにしたヒーロー活劇
中盤は現代医療が抱える問題提起と解決
終盤は脇役を含めた主要登場人物の思いと成長
とテーマが変わりながらも、
登場人物1人1人のアイデンティティを尊重し、
それぞれを人生の主人公に仕立て上げる緻密な
ストーリー展開には脱帽もの!
乃木坂太郎氏に賞賛を送ると共に、
今後のご活躍を応援いたします。
医龍 ~Team Medical Dragon~3 DVD-BOX
新しい医療ドラマとして称賛された一期、好評につきその翌年にすぐ作られた二期から約三年のインターバルを置いて作られた本作ですが、三期特有のマンネリを打破しようとするスタッフの野心が良くも悪くも滲み出た様になってますね。
まず良かったのは朝田と敵対する黒木の存在。 同じ天才でも頑なに仲間を信じない黒木が信念も医療法も何もかも違う朝田と対立しながらも惹かれ合い病魔に蝕まれながらも命懸けで共闘する終盤は胸が熱くなる展開でした。
そして敵といえば三度目の正直で不死鳥の如く舞い戻った野口教授(笑)
アメリカ帰りで更に異様なテンションに磨きがかかり、チームドラゴンの前に三度立ち塞がります!
そして一期の稲森いずみ演じる加藤が復帰したのも好材料でした。 チームドラゴンの生みの親でもある彼女が二期も居て欲しかったと思う人は多かったはず…
しかし悪い面も少なからずありました。
谷村ら新規メンバーにイマイチ存在感や魅力、必要性を感じなかった事です。
水川や北村など旧キャストを切ってまで彼女らを使う意味があったのかは少し疑問でした。
それにカテーテルのせいで序盤以降チームドラゴンの手術シーンや出番が減ったのもマイナスでしたね…
やはり医龍は切迫した人間関係だけでなく緊迫感と迫力ある手術シーンがメインですからそれが減ったのは序盤以降のマイナス要素でした。
ただ朝田が不慮の事故で伊集院がオペを敢行する中盤辺りからは手術シーンが増え、終盤にはチームドラゴンとカテーテルのコラボ、北洋から外山ら助っ人を加えた総力戦など怒涛の様な展開があるだけにそれを払拭するだけの見せ場はありました。
願わくば四期か特番のSPも…と期待させてくれる内容でしたね!
フジテレビ系ドラマ「医龍 Team Medical Dragon」オリジナルサウンドトラック
ドラマを見ている人はもちろん、見ていない人でも緊迫感を味わえます。
ドラマの中でこんなシーンで使われていたな…と思うと、感情が高ぶってきて、泣けてきます。
曲一つ一つの悲しみや優しさなどがしっかり表現されていて、かなりいいものになっています。
挿入歌のAestheticが収録されているのが嬉しいですね!!
医龍3 THE BEST
前2枚も持っていますが、買って良かったです。
Tears of the Dragonという曲が本作の新曲ですが、劇中でも手術が上手く進み出すときや、朝田が「ここからは時間との勝負だ!!」と神業的オペが始まる時に流れます。
観ていてもぞくぞくっとくるシーンで使用されてかっこいいです。この曲が聴きたくて買ったといってもいいです。
これがバージョン違いで2曲あるのでよいです。歌詞は何と言っているかわかりませんが、多分ドイツ語です。突然開ける歌詞部分に圧倒されますよ。
また、アルバム1と2のベストでもあり良い曲好きな曲が満載です。
しかもAIのボーカルで普通はシングルカットされる曲が2曲入っています。
残念なのは2のアルバムの最後のSteve VaiのBuilding The Churchが入っていないこと。
この究極にかっこいいギターが収録されていれば完璧だったのにと思います。