患者さんの気持ち看護師さんの気持ちお医者さんの気持ち (第2集)
患者さん、看護師さん、お医者さんのそれぞれの気持ちが様々な面から書かれています。一方方向の願いだけでは互いの距離は縮まらないこと、ほんの少しの声と笑顔がぐっと互いを近づけるということが生の声を聞くことでよくわかります。
私は医療従事者であり、学生を指導する立場でもあります。すべての人間が、同じ「人」という立場に立って意見を言えるような現場をつくっていけるよう、努力したいと思いました。
罠猟師一代 九州日向の森に息づく伝統芸 (みやざき文庫 (38))
狩猟と言うとマタギという伝統とロマン溢れる文化を連想する人が多いと思う。
私もそうでした。
だけど、この罠狩猟はとても現実的。
昔ながらの猟法を忠実に守り、ナガサという小刀で収穫した獲物を絞める、
のではなく、猟師は独自に猟法、ナイフ共に現在進行形で改良を重ねられる。
罠狩猟にも時代に合ったやり方があるようです。
ロマンや幻想に惑わされることなく、生き物を仕留める狩猟の本質を感じる事が出来る一冊です。
ラストハンター 片桐邦雄の狩猟人生とその「時代」 (みやざき文庫78)
母に勧められて一気に読みました。パパもママも狩猟をするけれどこんな猟師は見たことないって。
野性的な感覚がすごいし、人間としても愛すべき人物、片桐さんにお会いしてみたい。
イノシシの捕獲方法も通常では考えられないやり方だし(でも、理にかなっている)
ニホンミツバチの飼育方法も自然の中で生きているからこそ到達できた技術だと思った。
筆者飯田さんの観察力と周辺事情の説明も目からうろこがいっぱいでした!!
自然派を気取る世の中の人々は、正座して必ず読むべし。