忍者活劇 天誅 紅 ポータブル
天誅紅のPS2版を以前やっていまして、最終ステージまで行ったので、今度は、通勤電車の中で、天誅紅をやろうと思ってPSP版を購入しました。画面が暗いのと、小さいので、忍殺の迫力に欠けますね。PS2版の固定モニタ(普通のテレビ)の方が、ゲームの安心感があってよかったと思います。ただ、天誅忍大全PSPよりも索敵をするのに視界を確保しやすいと思いました。それと、忍殺するのも天誅忍大全PSPよりもやりやすく初心者向けかなと思います。天誅4PSP版も持っていますが、天誅紅PSP版が一番バランスがよく、視界がよく、忍殺もしやすく、ゲームの完成度は高いと思いますね。PSP版に移植して一番適していたということになると思います。
天誅 紅
オリジナルの作品を高く評価するあまり、その続編や亜種の作品を正当に評価しない
という光景は現実に存在する。『天誅 参』と『紅』はその系統に含まれるだろう、
いささか不遇な作品であったと思う。
だか、そんなことはどうでもいい。純粋に一作品として評価したならば、
この『紅』はしっかりと作りこまれた佳作である。
前作『参』が旧作の『壱』を意識して作られた作品とすれば、『紅』ではそれら制約から
開放されたためか、様々な冒険的要素が盛り込まれている。
広くなり、かつ複数で連結されたマップ。難度の上昇、過剰なまでに盛り込まれた
「和」の雰囲気などなど。皮肉な言い方をすれば「クドい時代劇風」な作風だ。
だが、思い切った作りにしたことで、この作品には特徴というか色合いが備わった。
それが可能だったのも、『参』で完成されていた操作性の良さが今作にも継承・発展
されたからこそであろう。
個人的に残念だったことは、力丸(というか男性の忍者キャラ)が使用キャラとして
用意されていなかったことか。僕は「天誅といえば力丸」というぐらいイメージが
固定されていたので、女性キャラにはいまいち感情移入ができなかった。無念。
天誅紅 公式パーフェクトガイド
天誅 紅 公式ガイドブック より絶対いいです!
敵の移動するルートも示してあって、すごくわかりやすいです。
天誅 紅 公式ガイドブック には書いてない、天誅紅の隠し要素
まで書いてあって、本当にパーフェクトガイドだと思います。
天誅 紅 公式ガイドブック (The PlayStation2 BOOKS)
とりあえず、敵の位置とか分かるからいいと思います。
でも、敵の動き方とか書いてないから、少し分かりずらいかもしれないです。
分かりやすいといえば分かりやすいですよ。
天誅 紅 PlayStation 2 the Best
今や芸術の域に達した演出に初プレーの人は感激するに違いない。雰囲気もすばらしい。
「ああおれって忍者やってるなあ」という気分に本当になれる。細部まで丁寧なつくりである。
私は80時間ぐらいプレイしているが、何度やっても興奮する。システムの点でのストレスはない。
このゲームを辛口評価する人は、ゲームに過剰な期待を持ちすぎである。少しは自分で工夫して遊べ。
難易度は易・並・難の三段階設定できる。「難しい」という評価がでているが、それは「通常任務で高評価を採ることが難しい」のだ。最低評価でもストーリーを進めることは可能だ。戦闘は逃げ回って隙をつくことだけで十分倒せる。(囲まれたら逃げたほうがいいが)
評価採点は細かい。でもだからこそ燃える!難しいからこそ楽しい! 達成感は格別である。
サイレンのような激ムズで肩がこるゲームでは決してない。爽やかな感じである。
通常任務とは敵がうろうろしているステージを隠れながら進むというもの。
この任務で敵がプレイヤーの存在に気付いていない状態で近くで□ボタンを押すと、様々な一撃忍殺が発動する。すると巻物を得られる(うまくやれば三つも手に入る)。
巻物をある本数集めるごとに、通常行動・攻撃に新しい技が加わる。
その一つ一つがかっこよく味わい深いので戦闘だけでも本当に楽しい。
このゲームは、十分な「戦闘の練習」と「新しい技を身に付けるための巻物集め」により、通常任務での隠れ行動・攻撃にさらに奥深さが加わり面白くなるだろう。
ある程度の努力は必要である。アクション好きならまず問題はないだろう。ちょっと努力すればすぐに面白くなる。悪いところといえば、しばらくやれば、一度難しいと思ったり飽きるときがくることだろう。しかし、そしたら一度でいいから、基本操作や評価法を確認してほしい。必ず「こんなこともできるのか」と気付き、もっとやってみたいと思うはずだ。アクションを楽しみたい人をこのゲームは裏切らない。売るなんてホントにもったいない。