Dinosaur Jr
轟音ギター・バンドの代名詞とも言えるダイナソーJrが85年にリリースした記念すべき1stアルバム。この時点で、あの涙を誘う切ないメロディーは確立されています。若さと怒りが漲っていて、混沌としていて切なくて、もうはっきり言って彼らの作品のなかで一番好きです。そしてなんといってもあのやるせないJの声がいいです。あと、初期ミートパペッツを思わせるカントリー・パンク調の2曲目が興味深かったです。
Sonic Youth - 1991 Year Punk Broke [VHS] [Import]
基本的にソニック・ユースのアイテムですが、ニルヴァーナも5曲演奏しています。カートがいかにキム・ゴードンを慕っていたのかがうかがえてニルバーナも好きな自分としては胸が痛い思いがします。ソニック・ユースのファンは勿論、ニルバーナのファンにもお勧めできる一本です。
それにしても90年代前半のソニック・ユースの疾走感といったらとんでもない勢いです!CDと並行して買うといいでしょう。
【ファン激撮】実演!バグ [DVD]
Dinosaur Jrが88年に発表した名盤「Bug」を再現したLiveを実録したDVD。本編の60分くらいの演奏とオプションとして演奏前にHenry Rollinsがメンバーにインタビューした映像、ファンから質問されるメンバー、Jと監督のインタビュー、Rollinsが語る録画先の説明、「Bug」以外の曲の演奏3曲の映像のついた作品。
Jさんはかねがね「Bug」を名盤と言われながらもメンバーの人間関係の悪化した頃の作品としてあまり好きではないと語っていた記憶があるけど時間がたって客観視できるようになったのか、吹っ切れたような素晴らしい演奏を見せてくれます。LouさんとMurphさんも切れのある演奏で未だに現役なんだと思わせてくれます。最後の「Don't」だけゲストの人が歌いますがそれ以外は3人だけの演奏で嵐のようなノイズの空間を現出させるLiveでファンならずとも興奮すると感じました。
その演奏も演奏中の曲の歌詞に字幕をつけてくれる親切編集で嬉しい。歌詞はコミニュケーションがうまくいかない、周囲から疎外されている自分の悩み等が多いように思いました。
こういう企画はなかなか嬉しい。個人的にはPJ Harvey「Rid of Me」とBill Frisell「Before We Were Born」の完全再現Liveを観たいですが無理か・・・