オトコの花道 (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
笠井先生の、お笑い作品集が出るのをいつか、いつか、と待ち望んでおりました。
が、「たんびイラストレーター」の名を汚す、破壊力のあるその作風。
これ単行本化するの誰得?状態だったので、単行本化は難しいだろうなーと思っていました。
ついに竹書房、やってくれました!!まさかの単行本化です。
ありがとう竹書房!やりましたね、笠井先生!!
古くは1994年から2003年までの単発モノから4コマものまでがまとめられています。
美しい絵でつづられる、破壊力がありすぎるネタの数々…。個人的にはツボにはいりまくりです。
大好きだったけど、手元にとっておかなかった「秘境探検姉の部屋」が収録されていて感涙モノです。
(「祇園でぬっぽん」も甲乙つけがたい迷作ですねー)
ネタばれになるので内容は記載できませんが、恐ろしい衝撃を与えてくれます。
「たんびイラストレーター」笠井あゆみ先生の意外すぎる一面が、あますところなく収録された一品です。
笠井先生に夢を持ちすぎない方にオススメです。
ぜひ読んで驚愕してください。
ロビン~風の都の師弟~ 1 (Flex Comix フレア)
まさか彼らのその後が読めると思ってなかったので、とにかくびっくり&嬉しかったです。
ローゼりィが「神様の贈り物だよ」と言う言葉の意味がここで初めて理解できました。拾われっ子だったロビンと、彼を兄へ導いたローゼりィ、何も知らないローラントとシェンドラ、そしてローラント夫婦の子供達……彼らの出会いに宿命を感じるとともに、あの恐ろしい過去がなければこの出会いはなかったのだと思うと、切なくて涙が出そうになります。
中山先生がきちんと物語を紡ぎ続けてくださったからこその、待望の一冊です。
また彼らに出会えてよかった。妖精国の騎士の読者でよかったと、心から思える内容です。
買ってから何度も何度も読み返していますが、読めば読むほど過去との符合に気づき、嬉しい気持ちにさせられました。
風が強く吹いている スペシャルエディション (初回限定生産) [DVD]
箱根駅伝がとにかく大好きです。はじめは、箱根の映像化は難しいのでは?役者さんが本物の選手のように走れるのか?などと半信半疑で観に行ったのですが、冒頭のハイジとカケルの走るシーンを観て、役者陣が相当走り込んでいることが分かり、一気に引き込まれました。箱根駅伝初心者でも分かりやすく説明してくれてるのもいいし、なんと言っても登場人物が生き生きとしてるのがいいです。原作でもハイジはとても魅力的で大好きですが、映画のハイジはさらに魅力的。小出くんがハイジになりきっているところがすごい。彼の演技には本当に参りました。林くんの走りのフォームも綺麗だし、他のアオタケメンバーもそれぞれに個性があり魅力的でした。何かに打ち込む姿って本当に美しいですね。観終わった後の清々しがなんとも言えず、何度でも観たいと思いました。メイキング映像などの特典も盛り沢山で楽しみにしています。
RISE UP [DVD]
誰にも、心に触れる作品。写真家というと、構図や色にこだわる技術的な作品を想起しますが、もし、目が見えない人が写真を撮るとしたら・・。
素晴らしいという以外に、言葉がみつかりません。心で写真を撮っている人を、写心家というのでしょうか?映画を通して、相手の立場を思いやることの必要性を、強く感じました。
その後、ギャラリーでその方の写真を拝見しましたが、その素晴らしさに、さらに感嘆。写真や絵は、きっと心で描くのだろうと痛感した映画です。多くに人たちに見てほしい作品です。