悪魔のダンス
死の舞踏やワルプルギスなどここに紹介されている曲名は全て悪魔や亡霊、心理的なものばかりです。曲も聴いてみるとやはりイメージにあるような不気味さが漂ってきます。第1曲目の前に短い朗読的な経過句があります。知らない曲も次第に分かるようになってきます。
ヤング・フランケンシュタイン〈特別編〉 [DVD]
出て来る役者がひとり残らず、イイ意味でふざけた演技に徹してくれます!
G.ワイルダーとM.フェルドマンの会話の妙な間に何度も吹き出してしまうっ . . .声と表情が絶品!!
特にフェルドマンは自分を面白く見せる方法をすごく研究してる気がしますねぇ。
エリザベス役のM.カーンがまたケッサクな演技で可笑し過ぎです。
(ブルックス監督の「ブレージングサドル」でも笑かしてくれますよ)
モノクロ映像がホラーな雰囲気を盛り上げていますが、ココに出て来る実験室は、
昔の映画「フランケンシュタイン」の小道具をそのまま使っているんだそうです。
博士とモンスターを乗せてせり上がる実験台のシルエットを映す、壁の映像がカッコいいです!
他の撮影に関する細かいテクニックも特典で語られてて面白いですよ。
優れた役者の演技と撮影技術をさりげなく駆使している”肩の凝らない名作”です。
ぜひ吹き替え版も見てみたいなぁ〜 . . .
ところで、ブルッハーさん(ヒヒーン!)の”への字ぐち”に思わずつられてました。
Young Frankenstein / O.B.C.R.
昨年秋オープンのブロードウェイ新作ミュージカル『ヤングフランケンシュタイン』の秀作CDです。2008年トニー賞を予測する時期としては早すぎますが、候補にエントリーされることはまず間違い無でしょう。『TOGETHER AGAIN』『ROLL IN THE WAY』『JOIN THE FAMILY BUSINESS』という聴いているだけでも楽しくなる曲もあります。映画作品で使われた『PUTTIN’ON THE RIZS』もあります。モンスター製造実験の場面での『LIFE,LIFE』は、迫力と滑稽さの交わった愉快なハーモニーです。とはいえ、ACT1最後での『TRANSYLVANIA MANIA』が大変魅力的です。モンスター再来を危惧する村人達を前にして、屋敷の中からモンスターがうめき声を出すからさあ大変。うめき声を誤魔化そうと、声に合わせて歌って踊りだすうちに、村中楽しいお祭り騒ぎに・・・そんな楽しい場面がCDからも聴きとれます。
トニー賞主演女優賞候補常連のSUTTON FOSTERが出演しているのも魅力の一つです(2002年受賞、05、06年にもノミネート)。これまでの作品に比べて彼女の出番が少ないので、彼女のファンにとっては物足りなさがあるかもしれませんが、それだけ作品自体が贅沢に仕上がっているということです。
とはいえ、CDからは実際の舞台からの感動を伝えきることはできません。このCDを聴いて実際にブロードウェイの舞台を観劇なさる方がいらっしゃることを願ってやまない。
(2008/5/16追記 残念ながらトニー賞の候補にもノミネートされませんでした。ちょっとトニー賞としては品が無かったということでしょうか? しかしながらオープン後半年近くたつ現在でもなかなかチケット入手の難しい人気ミュージカルであることは確かです)
妖怪ソングセレクション お化けは死なない
古い曲は圧縮されたような音が多く、不明瞭で聴きづらい点がストレスでしたが、『全曲リマスタリング(帯に明記)』されており、鬼太郎やえん魔くん、ベムなんかも音質の面では古さを感じさせない仕上がりで、嬉しい誤算ではありました(一部、モノラル音源あり)。
このCDのプロデューサー、及びリミックス作業をされた方々に感謝です。
当方30代で、世代的に認知している作品は僅かでしたが、意外にも豪華な作曲家陣やユニークな歌詞などあり、楽しめました。
『百鬼丸のうた』の渋い事…。