リング ~最終章 ― オリジナル・サウンドトラック
ホラーミュージックは良く分らないのですが、そんなに恐いという感じはしませんでした。むしろドラマの場面が前に出てくるような音楽で、恐い音楽は嫌だなあという人も聞けるんじゃないかと思います。不満を言うなら、オープニング、エンディングテーマを入れて欲しかったです。一応エンディングテーマのピアノバージョンは収録されていたのですが、私は元曲が聞きたかった…
フジテレビの木曜劇場にて、99年の冬ドラとして放送された作品。
映画版と違ってホラー要素は少なく、サスペンス的な要素の方が目立っていると思います。死体が映し出される時の演出などは安っぽくて少し笑ってしまいますね。でも主演の柳葉敏郎の演技はいいし、まだ若々しい長瀬智也が演じる高山竜司(映画で真田広之が演じていたことを考えると、少し違和感を覚えますが)も怪しさタップリでいい感じ。そして何より、続きが気になる作りになっているのが大きいですね。ビデオの中古価格も安いので、興味のある方は見ても損はないと思います。
リング~最終章~(1) [VHS]
フジテレビの木曜劇場にて、99年の冬ドラとして放送された作品。
映画版と違ってホラー要素は少なく、サスペンス的な要素の方が目立っていると思います。死体が映し出される時の演出などは安っぽくて少し笑ってしまいますね。でも主演の柳葉敏郎の演技はいいし、まだ若々しい長瀬智也が演じる高山竜司(映画で真田広之が演じていたことを考えると、少し違和感を覚えますが)も怪しさタップリでいい感じ。そして何より、続きが気になる作りになっているのが大きいですね。ビデオの中古価格も安いので、興味のある方は見ても損はないと思います。
ロード・オブ・ザ・リング 最終章
映画「ロード・オブ・ザ・リング」関係の角川書店の大判関連本は沢山出ていますが、この「最終章」は、『ロード・オブ・ザ・リング アートブック』の続編で完結編です。
わかりにくいので、参考までに大判関連本を分類してみますと、
ガイド系=『公式ガイドブック』、『公式メイキングブック』
ストーリー解説系(内容は映画版と共に、原作も参照しているので詳しくはなっています)=『旅の仲間』、『二つの塔』、『王の帰還』
フィジカル詳細解説=『アートブック』、『最終章』(本書)
本書の内容は、『アートブック』の続編として、「王の帰還」までの内容を含む、中つ国のあらゆる文明の設定、衣装のデザイン画から小道具デザイン、コンセプチュアル・アート、実際の撮影に使われたマット・ペインティングに至るまでの、デザイン面でのすっかり完全解説本です。
すでに『アートブック』でも、そのあまりに美しく、あまりに深い考証によるデザインの数々に感嘆しましたが、特にこの『最終章』では、コンセプチュアル・アートというものの重要性を思い知らされました。
その絵のまま撮影する、ということはなくても、可能な限りの原作至上主義こそが成功の源だったこの映画において、最初に原作通りのイメージを描いた絵があることの重要性は計り知れないと思います。『アートブック』では、衣装や小道具の精緻なデザインに目を奪われましたが、この『最終章』は、読み終わってみると「絵」が非常に印象に残りました。
このアート系の大判関連本は、とにかく読みでがあります。写真を追うだけでも結構な時間と体力が要ります。デザインにとことん浸りたい人は、『アートブック』と一緒に是非この『最終章』も見てみて下さい。