Here Today Tomorrow
シュガーキューブスの中でも評価が低くなっている今作ですけど、個人的にはかなり好きです。1stがただものじゃないインディバンドだ!と思わせるのに対しこの作品はシュガーキューブスのおばか趣味炸裂の内容で、まぁ、なんというか聞いていてかなりだらんとした気分になって笑えて和めます。
だいたいにしてアイナーは小さなトランペットを持ち、ビョークの声を邪魔しそうな声で喚いてるし(メンバーはこれをダダイズムだと言い張った)、その後ろで平然と演奏し続ける4名がまたおかしい。ライブではマイクが二つ並んでいて、アイナーとビョークのコントみたい。で演奏んときは二人でおもいっきししゃべってる、でも歌うところになると真面目に歌いだす。
ほんと、見てるだけでも飽きないバンドでした。
音としては、シュガーキューブスの前身バンド、kuklのほうが実験的で今聞いても革新的ですが、違う意味でシュガーキューブスは愛すべきバンドだったと思います。
このアルバムではプラスチックに関して熱く歌っているDear Plastic、Eat The Menu、Speed Is The Keyなど良いです。あのビョークが「ププププラスチック!!ーーーっ。。。」と歌っていること自体なんだか凄い。。。なにげにメロが凄く良い曲が多いし、疲れた時に聞くとかなり良いと思います。(んが、逆にテンションにすいていけずに疲れる人もいたりして。。。)
しかし、このバカっぷりとは裏腹に、アイナーは大学で講師をしていたり、他のメンバーは俳優、作家、詩人などなど、色んな分野で活躍するアーティスト集団でしたね。
Life's Too Good
このシュガーキューブスのアルバムには、
「ビョークがいたアイスランドのインディーバンド」の作品という以上の音楽的おもしろさがある。
5人編成のバンドは一体化していて、ビョークのバックバンド的存在ではない。
そのなかでビョークは、彼女でしかない例の歌唱をどの曲でも聴かせてくれるし、
楽曲も十分にビョーク的。
ビョークは嫌いじゃないけれども、ときどき、個性的すぎると感じているような人には
ギター+ベース+ドラムスという通常のロック&ポップの形式の中で展開する
シュガーキューブスの音楽の方が、聴きやすく、親しみやすいかもしれない。
日本盤には、歌詞・対訳と、宮子氏による適確な解説が付いている。
その前に、ほとんど存在意義のないロッキンな人の短い文章がある。
Great Crossover Potential
現在はソロで活動しているアイスランドのアーティスト、ビョークが、解散まで所属していたバンド、「シュガーキューブス」のヒット曲集。10代のビョークの、透明感と強さのあるヴォーカルが魅力的。
シュガーキューブスは初めてだったが、全体としてはポップで爽やかな感じで、予想していたよりずっと聴きやすい。でも、歌詞はとってもシュール。