アルティメット ヒッツ キングダム ハーツ II ファイナルミックス+
正直今作をプレイした感想はイマイチ、言い方を変えれば残念でした。
まず2の方ですが、他の方も申しておりますが、何よりも話が薄い事です。
前作でのディズニーの世界を飛び回る上での各ワールドのエピソードはしっかりと作りこまれていましたが、今作はどの話も薄っぺらで表面をなぞる程度な具合に。
スクエニキャラとディズニー双方の出演比率が今回は完全に崩れていますし、その理由としてFFキャラや機関らのエピソードが中心(この辺の話も伏線撒きばっかりで明確な内容があまり見受けられないものばかり。)なので、ディズニーはもはやこのシリーズの魅力にしてセールスポイントとは言い切れないものにあるように思います。
そもそもハートレスにノーバディにFFにディズニーと詰め込みすぎで、シリーズの根幹がもはやどこに置かれているのかが不明瞭で、作品自体が飽和状態にあると思うのですが。
調和がとれてこその豪華絢爛も、一歩違えればごった煮となってしまうものです。
一方で良かった点では戦闘操作の快適さと爽快さでしょうか。
技の演出ももちろんの事、3次元の限界に挑むようなアクロバティックなムーヴは最高の一言。
そしてもう一枚の作品チェーン・オブ・メモリーズですが、これが非常に困った作品でした。
細かい事云々以前に基本的な戦闘システム自体がどうかと思います。
カードの数字に戦闘が左右されるというのは非常にやり辛いですし、ゲームを進めていく上で徐々にシステムが細分化され難易度がどうこうなら分かりますが、初歩ですでに扱いにくいのでは個人差を除いても、やはり厳しいものがあると思います。
ただし総合的な良い点でやはりボリュームを考えた時のコストパフォーマンス面は素晴らしいものがあると思いますし、実質2枚のソフトが1枚分の値段で購入できる辺りは異例の大盤振る舞いと言えるでしょう。
KINGDOM HEARTS Original Soundtrack COMPLETE
ゲームショウで購入しました。
以前から高い高いと思っていました。
もうサントラあるから買わないよと思いつつ、スクエニパーティーなどでディスプレイされている様子を見ると、その可愛らしさに欲しくなってしまい。
それこそおまけ要素もあまりないし、買っちゃダメダメと思っていたのですが、チェイン・オブ・メモリーズ(PS2版も)をプレイして、やっぱり音楽いいなぁと感じ。
ゲームショウのブースで、「限定」の意味をスタッフに訊いたところ、やはり「作った分だけ売り切ったら終了」だとのこと。
人生後悔しないため、思い切って購入しました。
今はプリンタの上で、日々目を楽しませてくれています。見てるだけで何だか嬉しくなってしまう、野村さん書き下ろし絵。シンプルながら凝った装丁。う〜ん、可愛い…。買って良かったと思います。むしろ不思議なほど後悔なし。
「安っぽい」と書かれている方もいらっしゃいますが、このCDケース、組み合わせられるようになっていて、普通のものとは根本的に形が違うので、かなりの特注品だと思います。確かに分かりにくいこだわりです。そしてこういうこだわり方が好きな方のみ、購入しても後悔がないのでは?と思います。
残念なのは、やはり英語版『Passion』が入っていないこと!…外国企業の権利関係の問題かと思いますが。無理して入れると2万超えちゃったりして(ありそう)。
ボーナスCDに、プロモで使われていた『Another Side』が収録されています。以前から欲しい欲しいと思っていただけに、満足。今もエンドレスで流しています。
キングダム ハーツ 3D [ドリーム ドロップ ディスタンス]
シリーズ全作品プレイ済み + プラウドモードで全クリ(シークレットムービー含む)した上での感想です。
<良いところ>
・絵が綺麗
Bbs(PSP)と同じか、それ以上でした。
3D表現もよく出来ていたと思います。
・フリーフローアクション
壁蹴ったり跳ねたりスライドしたりと様々なアクションがあり、どれも爽快です。
マップを縦横無尽に駆け回れます
ただ、戦闘で使うと強すぎるきらいがあります...が、爽快です
・ミニゲームが面白い
COMのカードバトルのルールをモンスターファーム風に仕上げた感じのミニゲームがあり、
かなりハマりました。とても面白いと思います。
<気になったところ>
・ディズニーの扱いの小ささ
ディズニーの世界を冒険する、というよりディズニーの世界を舞台にして
スクエア的なストーリーを展開するといった印象。
自社タイトルをゲストにしたりとディズニー要素は薄まっている気がします。
ミッキー達におおよそディズニーキャラとしては考えられないような小難しい台詞を多く喋らせたりするのにも違和感。
そして何より最近のシリーズお馴染み(?)の「ディズニーキャラがPTキャラにならない」。これにガクッとしました。
・本編のストーリーが分かりづらい
これまでの作品のストーリーはそれほど苦も無く理解してきましたが、今回は
かなり分かりづらい印象。後半の展開についていけなくなりかけてポカーンとしてしまう所もありました。
一応過去作品のストーリーのダイジェスト(文章)はあるものの、過去作品をプレイしてない場合は
ストーリーを追うのは極めて困難だと思います。
・ドロップシステム
操作キャラが切り替わるシステム自体は面白いと思ったのですが、他のレビューでもある通り、
ボス戦でドロップすると、戻って来たときボスのHPが全快しているのが気になりました。
ボスのHPが保存されてたらよかったんですけどね。
<まとめ>
携帯機で出たシリーズ作品の中では1、2を誇る面白さだと思います。
雰囲気的にはPS2作品でいう中後半〜特に後半あたりの感じで終始展開するため、
ディズニー要素を期待している場合は少し物足りないかもしれません。
アクションRPGとしてはフリーフローアクションがいい感じに爽快なので面白いです。
キングダム ハーツ 3D [ドリーム ドロップ ディスタンス] アルティマニア (SE-MOOK)
キングダムハーツはシリーズ全てプレイしています。
アルティマニアもシリーズ全て買っています。
まずいつもどうりのアルティマニアです。
各ワールドのマップまたシナリオの攻略
敵のデータやスピリットの詳しいデータと育成方法などなど
普通に攻略本としてつかうなら十分でしょう。
ただキングダムハーツファンがアルティマニアで見たいのは設定画などのアートギャラリーや物語で語られなかったこと理解できなかったことをディレクターの野村さんに聞くディレクターインタビューなんです
正直攻略部分はおまけでこっちがメインだと思ってます(笑)
とくに今作はシリーズでも物語がもっとも難解なのでアルティマニアでの物語の解説とディレクターインタビューは必須だと3Dをクリアした時思いました。
本書のディレクターインタビューと物語のまとめで謎が解けた部分もありましたが3Dの謎の一部はまだわからないままでした。
おそらくこれらの謎は今後明かされるのでしょうがこれらの解説目当てで買った僕としてはちょっと残念でした。
攻略本としては文句なしに星5ですが攻略目当てではなく物語の解説目当ての僕としてはちょっと物足りなかったので星4です。
KINGDOM HEARTS Birth by Sleep&358/2 Days オリジナル・サウンドトラック
358/2Days、BbS、Re:coded、下村さんファンとしては待ってました〜!なCDです。
迷わず買って正解でした。
目玉はやはり、CD2枚分のBbSの新規曲の多さ、358のシオンでしょうか。
聞いていて楽曲の場面場面が思い起こされ、涙を誘ってくれちゃいます。
特に携帯機では低音がほとんど聞こえずイマイチだったのが、オーディオでは本当にクリアになっています。
2枚をBbS、3枚目に358・coded・BbSFMの新規曲とアレンジ、の構成です。
358のネバーランド2曲ももちろんあります。
オフィシャルとブックレットにある下村さんのコメント通り、下村さんの意識なさった楽曲のこだわりや、思いが多く感じられると思います。
余談ですが・・・ヴァニタス戦の曲(Enter the Darkness)、終盤・1:45〜2:10付近に「Sora」のメロディーが使われているのがずっと気になっています。