日本の土木遺産―近代化を支えた技術を見に行く (ブルーバックス)
そもそも土木構造物とはどんなものなのか。
ここを知らないと話になりません。
土木構造物とは、一般的に橋やトンネル、道路等のインフラを指します。
公共の施設や設備と考えてもらえれば十分です。
土木構造物を遺産として扱うことで、構造物が持つ歴史や社会的な役割、
当時の技術レベル等を後世に残そうという目的で近年、遺産としての
保存活動が始まっています。
本の作りとしては、構造物の歴史や構造などの説明書きと
構造物のカラー写真が載せられています。
カラー写真があるため本そのものは見やすいのですが、説明文に関しては
興味が無いとつまらないかと。
掲載されている構造物も知名度は高いとは言い難いです。
本の作りは良いのですが、一般人向きではないと思います。
興味半分で買っても自分で思っていたものと違い、
途中で読むのを止めてしまう可能性もあります。
買う前に一度中身を確認することを強く勧めます。