ダーリンは外国人(2)
雑誌やネットでの評判を見て、ためしに読んでみたところ、
もう家族中ではまってます。ふつうの漫画と違って、笑えるだけじゃなくってためになると言うか…。絵もかわいいですし、買って損はなかった!とひさびさに思えた1冊。今では友達にも薦めまくってます。
プチ修行 (幻冬舎文庫)
「ダーリン」シリーズのようなノリが好きな人には期待と違うものかも知れないが、良くも悪くも著者の人間性が端的に現れていて、これはこれでファンとして興味深い内容。
またそのお陰で相対的に「修行」の持つ意味合いが浮き彫りにされてもいる。つまり「修行」とは、その方法や正否などとは無関係に、恐らく「自分自身との向き合い方」を探るための手段に過ぎないという事なのだと思う。
著者のように修行してる最中にも色々と余計なコトを考えたり、チラチラと他の人間の観察をしてしまう方が、なまじ言われるがままに思考停止したような状態で淡々と修行をこなしている「優等生」よりも、よほど精神的には健全なのかも知れない(笑)。
そう言う意味でも、一日〜二日で終るプチ修行に興味がある人なら一読の価値はあり。
PS.文庫版は新書版より安いので+☆1つ。
ダーリンは外国人 [DVD]
原作は、うちの奥さんが持っているのをチラッと読みました。元々が、小さなエピソードの積み重ねとエッセイという形式の本ですから、原作と映画が違うということはないのですが、お父さんとの関係のエピソードを大きく膨らませた感じはあります。
外国人から見た日本人や日本語の変なところ、日本人から見た外国人の変なところ、色んな意味での国際結婚の大変さ、男と女の難しさ、家族の絆、等々。日本人から見た外国人の変なところって、逆に言えば、外国人から見た日本人の変なところなんですよね。でも、面白い。(笑)
日本人と外国人の恋愛と言うより、夫婦として普遍の、いつまでも持ち続けるべき感謝の気持ちを思い出させてくれる作品でした。
井上真央は、可愛いかったし、トニー役のジョナサン・シェア(オーディションで抜擢した新人だそう)が、なかなかよかったです。
さおり&トニーの冒険紀行 フランスで大の字
ズバリ言わせていただきますと、私は、今まで小栗さんのマンガって、
(帯に爆笑とか書いてあるのに)面白いと思った事は無いんですよ。
理由は単純でして、絵が綺麗で話の内容は勉強になるけれど、説教臭くて小難しい。
そんな印象があります。
今回のマンガの内容は、フランス人が、日常生活で使いそうなもの(石鹸)から、
滅多に使わなさそうなもの(パステル)や、高級そうなもの(エスカルゴとかオークション)。
レストランのレシピや、旦那さんのコラム。廻った個所の地図などなど。
新しいものから、廃れてしまいそうな古いものまでを、
全話オールカラーで、ページ数が少ない中(一話につき2〜4ページ)にギュっと詰め、
なおかつサラッと描いてありました。
「ふ〜ん。そんなのがあるんだぁ。」と、お手軽に知るには良かったですし、
何よりも、絵が綺麗でとっつきやすいです。
(余談)
もし「モノを生み出す人(生産者)」と「加工する人(職人)」の2者がいるなら、
気になったことは、とことん追求する姿勢が見られるところで、
小栗さんって、職人的漫画家なんだなぁ〜と思いました。