女たちのスウェーデン―「“仕事も子供も”が可能な国」に40年
1988年の「女たちのスウェーデン」に加筆修正をした新版。
60年代から個人間の平等を目指してから改革を怠らない国。
仕事も子供も望む人には可能な国であり、結婚や出産も人からとやかく言われもしない。
家族でなくとも親しい間柄である人の終末期に看護に利用できる経済的保障付き休業制度「近親者看護手当て法」まである。
老後も国が呈示するレベル以上を求める人には、お金の余裕があれば相応のホームが存在する。
この本からスウェーデンは本当に「個人の責任」が絶対だ。
専業主婦で仕事をしないと、生活にゆとりは生まれない。
独身で他人との関わりを避けても人から何も言われないが、老後精神的に支えてくれる人はいない。
ゆとりある孤独でない老後を手に入れるかは本人の努力次第なのだ。
なぁなぁで生きることは許されない風潮。
これは・・・フラストレーションが蓄積されはしないのだろうか・・・
日本人がスウェーデンに住む場合の心構えがこの本から伝わるのかもしれない。