みんなに役立つ血友病の基礎と臨床
血友病とその関連疾患について、その基本からトピックまで、幅広く網羅されています。
ここまで広く、分かりやすく書かれていた本はなかったんじゃないかなあ。
とりあえず、血友病の診療に関わる可能性のある人は読んでおいたほうがいいと思う。
日常診療に必要な事は網羅されていると思う。
しばらく、関わっていなかった人のアップデイトにも、、。
エイズ犯罪 血友病患者の悲劇 (中公文庫)
タイトルに「エイズ犯罪」とあるように、
「犯罪」だったのではないかという当時の様子が
あぶりだされていきます。
無念さを思うと胸が突かれるように痛みます。
いったい何があったのか。
98年の後書きですらこのように記されています。
「薬害エイズという、すでに五百名をこえる患者の人名を奪った産官学による
犯罪の全貌を知るには、まだ時間がかかりそうだ。」