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山田和重 ランキング!
まことにしぶいが、コクのある傑作アンソロジー。
「明治篇」2冊、「昭和篇」3冊に対して、「大正篇」は本巻1冊のみ。
明治大正にくらべて15年と短いのだから当然。
とはいえ、ただこの1冊に収められた16本、いずれも読み応えがある。
ところで、シリーズ全6冊のうち、この巻だけどなたのレビューも
収録作一覧を挙げていないので、おくればせながら、以下に挙げます。
田村俊子「女作者」…p5
(1913/大正2「新潮」、原題「遊女」)
上司小剣「鱧の皮」…p21
(1914/大正3「ホトトギス」)
岡本綺堂「子供役者の死」…p55
(1915/大正4『孤蝶馬場勝弥氏立候補後援現代文集』)
佐藤春夫「西班牙犬の家」…p73
(1917/大正6「星座」)
里見とん[「とん」は弓へんに「淳」のつくり]
「銀二郎の片腕」…p89
(1917/大正6「新小説」)
広津和郎「師崎行」…p116
(1918/大正7「新潮」)
有島武郎「小さき者へ」…p149
(1918/大正7「新潮」)
久米正雄「虎」…p169
(1918/大正7「文章世界」)
芥川竜之介「奉教人の死」…p187
(1918/大正7「三田文学」)
宇野浩二「屋根裏の法学士」…p207
(1918/大正7「中学世界」)
岩野泡鳴「猫八」…p227
(1918/大正7「大阪毎日新聞」)
内田百けん「花火」…p269
(1921/大正10「新小説」)
菊池寛「入れ札」…p277
(1921/大正10「中央公論」)
川端康成「葬式の名人」…p299
(1922/大正11「文藝春秋」)
葛西善蔵「椎の若葉」…p313
(1924/大正13「改造」)
葉山嘉樹「淫売婦」…p327
(1925/大正14「文芸戦線」)
以上。
自分をふくめ多くの読者にとって、芥川、有島、内田、川端などの
有名作以外は、初めて読む作品が多いはずだが、いずれも古くさくない。
ことに、岡本、久米、岩野のような藝人ものを集めたところに、
編者のセンスが光る(岩野は、久米作品を意識しての執筆とか)。
また、菊池で「入れ札」を入れたのは、見識。
柄谷行人氏が絶賛したことで復権した隠れた名作。
巻中ただ一人の女性作家は、田村俊子。
巻中ただ一人のプロレタリア作家は、葉山嘉樹。
田村で始まり、葉山で終わる構成。
しかも田村の作品は「女作家」、葉山は「淫売婦」……。
作者の筆力にはもちろん、編者のあやしい思惑(?)にも拍手。
日本近代短篇小説選 大正篇 (岩波文庫) 関連情報
本編・読みきり共にとても面白いです。
特に読み切り版バガンのラストに感動しましたv
巻末のオマケも笑えます。
グラン・バガン 2 (ジャンプコミックス) 関連情報
いい意味で少年マンガらしい、熱い漫画です。
サムライとシェイクスピアとエリザベス女王と海と冒険と。
色々ぎゅっと詰まったお得な感じの一冊です。
今でも大好きな漫画ですが、たった14話で終わってしまったことが非常に悔やまれます……。
グラン・バガン 1 (ジャンプコミックス) 関連情報
本書『日本近代短編小説選 明治篇1』には、いまから100年以上も前の、明治22年(1889年)から明治35年(1902年)までに発表された12の短編小説が収録されています。この時期は、近代意識の目覚めに伴い、文章表現が急速に進歩し、新旧の文体が混在していた時期で、山田俊冶氏の解説に従えば、<雅文体>から<雅俗折衷体>へ、さらに<言文一致体>へ進歩していった、ということになります。この区分で、収録作品を分類すると、次のとおりです。
<雅文体>; 森鴎外「舞姫」/ 尾崎紅葉「拈華微笑」/ 斎藤緑雨「かくれんぼ」
<雅俗折衷体>; 坪内逍遥「細君」/ 幸田露伴「対髑髏」/ 樋口一葉「わかれ道」/ 泉鏡花「龍潭譚」
<言文一致体>; 嵯峨の屋おむろ「くされたまご」/ 山田美妙「この子」/ 清水紫琴「こわれ指環」/ 国木田独歩「武蔵野」/ 広津柳浪「雨」
たしかに、文体だけに着目すれば、<雅文体>の「かくれんぼ」は、江戸時代の文章のように古臭く、注釈なしでは読めない代物であり、かたや、<言文一致体>の「雨」は、新かなに置き換えれば、いまでも通用するような美しい文章です。しかし、文体が古いから駄目な小説ともいえず、歯切れのよい的確な描写の「舞姫」、柔らかく細やかな描写の「わかれ道」や「龍潭譚」は、いずれも名文というべき深い味わいがあります。
ところで、私は、俳文のようなのどかな雰囲気を期待して、本書を手に取りましたが、大半の作品が、貧困や不平等な社会制度に翻弄される悲惨な話か、「この子」や「拈華微笑」のようなたわいもない話となっています。「雨」など、たしかに文章は素晴らしいのですが、当時、深刻小説・悲惨小説と呼ばれたという柳浪の小説だけあって、“赤貧洗うが如し”の若い夫婦が破滅する話で、読んでいて胸が痛くなります。そうかと思えば、「対髑髏」のヒロインの美女の、「源氏業平(注;光源氏と在原業平)の如き戯(たわ)け者を憎く思ふ事深く、嫉妬するにもあらねどその戯け者に迷ひ焦れし色々の女どもを歯痒(はがゆ)き馬鹿と心の内に思ひける」(p216)という告白を聞くと、明治人はかなり激越です。一言でいえば、本書の主人公たちは、いずれも“貧困”と“家”の重圧と格闘しており、「武蔵野」の素朴な自然賛美も、その重圧からの解放の一ヴァリエーションといえます。
なお、本書の収録作品は、すべて新字・旧かなの表記で、漢詩文的な美文も含まれていますので、これまで一葉や鏡花が苦手だった方には、通読が難しい作品が少なくないと思われます。
日本近代短篇小説選 明治篇1 (岩波文庫) 関連情報
小林賢太郎プロデュース公演 「good day house」 [DVD]
小林賢太郎プロデュース公演のいわばデビュー作となった本作品ですが、見終わってからの自分の率直な感想を言わせてもらうと、「やっぱ『ラーメンズ』はすげぇなぁ・・」です。
簡単に言えば「good day house」というビルの各階(1〜4階)に住んでいるちょっぴりおかしな人たちの元に、そのビルの内装に来た「カタクリ工務店」に務めているこれまたちょっぴりおかしな片桐さん(笑)がやって来て、物語が色々と展開していく・・・という内容なのですが、ここでは各階の話の感想を書こうと思います。
1階(喫茶店)
まずは1階なんですが・・皆さんのレビューを見ていると酷評されている方が多いですね・・。
この階は、喫茶店を新たに経営しようと張り切っている兄と妹の元に、内装を頼まれた片桐さんがやって来て・・という内容。
個人的には妹役を演じている森谷さんが面白かった。「私、踊るわよ。」や「うるさい、バク!」などが印象的でした。
兄と妹のおかしな掛け合いや、妄想など、面白い部分がないことはないのですが、何かこう、全体的にシュール過ぎというか、「えっ、もうこの階終わり?」という印象を受けました。クスクス笑える部分はありますが、声をだして笑う部分はあまり無いかもしれません。犬飼さんの電話の応対のシーンとかも、何回もやってるのが面白いと思えば、くどいと思う人もいるかもしれませんね。そういう意味では人それぞれ好みがわかれる階かもしれません。僕は面白かったですが。
2階(学習塾)
ある塾の講師のアルバイトに半ば強引に連れてこられた一人の若者と、塾長とその社員+内装に来た片桐さんで展開されていく内容。
この階は片桐さんの暴走&勘違いが凄かったですね(笑)本領発揮といった所でしょうか。上手くあの展開までもっていく小林さんの脚本も流石ですけれども。1階に比べると面白い部分も多々増え、後半部分では少しホロリとした部分もありました。いわゆる公演ではなく、単品のコントでやったら「感動系」の括りにされるような内容です。1階が受けいれられなかった人は、2階で持ち直した、多分そんな感じじゃないでしょうか。
面白かったのはこっちだったけど、個人的には、雰囲気的には1階の方が自分は好きですね。
3階(アトリエ/個展会場)
ビルの中の3階の風景・・表面上ではそんな感じなんでしょうが、いやいや、最早これはもうれっきとした「ラーメンズ」の世界です。
このビルの大家さんに頼まれて個展を開くことになったものの、全く絵が描けない(絵を描こうとしない)絵かき(小林さん)と、そこに間違って入ってきてしまった片桐さん・・。もうこの設定を聞いただけでワクワクしてきます。何が起こるのだろうと期待してしまいます。
他の皆さんの言うとおり、やはり3階がずば抜けてクオリティが高くて面白いです!
何より小林さん片桐さんの掛け合いが見事ですね(笑)恐らくアドリブも多少入っているのでしょうが、それを違和感なく織り込めるのが流石だと思います。一歩間違えたら、この階だけでもラーメンズ単体の公演で使用出来るんじゃないかとも思ってしまいます。
小林さんもこの公演唯一のラーメンズ二人だけの場面だったので、脚本も自然と気合が入ったんじゃないのでしょうか。
とにかく本当に素晴らしかったです。
4階(大家さん夫婦の部屋)
さて4階、文字通り大家さんの部屋なのですが・・これはもう仕方のないことだとは思うのですが、やはり3階が凄かっただけあって、内容の落差が激しいですね・・。いや勿論、日本語が上手く話せない室岡さんも、室岡さんに攻撃する平田さんも面白かったのですが、ちょっと中身が薄かったというか。そしてここで各階の住人全員がこの部屋に集合するのですが、それも何だかただの「お約束」な感じがして「う〜ん」と思ってしまいました。最後の階だったので、もう一展開欲しかった感じです。(ちなみに1階の内容のある部分が、この階のオチへの伏線となっています。)
全体の感想を言わせてもらうと、先にも言ったようにやはり「ラーメンズ」は凄い!ということです。
何しろ一発目なので、初々しい、手探り的な感じが出ていると思います。
しかし3〜4階の間の作品の紹介は蛇足だったような・・(個人的に数個は好きなのありましたが)
作品としては十分見る価値があります。オススメです。
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