一部のギャグや、アダムとイブという、とっつきにくい題材に残念な部分もありますが。
それぞれの世界を『本』としてまとめて、竹取物語や
列車世界の旅を演出した物語の世界観が楽しかったです。魔法やファンタジーなどの雰囲気が好きな方は、購入を検討されてもいいのではないでしょうか?
初回版の表紙も良かったです。
放送からもう10年近くになるのですね。大好きだった作品です。
ストーリーは難解な上に時系列をシャッフルしているので更に複雑怪奇ですが、耽美かつ淫靡な映像を眺めてるだけで全13話があっという間に過ぎます。
消えてしまった義理の姉を追う能登麻美子演じる主人公の冒険物語を同性愛ムード全開で描いています。
様々な異世界を旅しますが移民宇宙船のエピソードが特に感動的でお気に入りです。宇宙船の搭載コンピューターが良いキャラでしたが、見返してみたら声はゆかな氏が担当していました。
最終話のキスシーンはアニメ史上に残る美しさで、この場面のためだけでも本作を見る価値があると思います。
主題歌「瞳の中の迷宮」は歌詞・メロディ共に作品にピッタリの名曲。
主人公の視点で作られた歌詞が素晴らしく
バイオリンの響きも美しい。
DVDでは新規録音バージョンに差し替えられておりオンエア版は録画でしか聞くことができないのは残念ですね。
自分はオンエア版の方が好きなのでBDでは両方収録してくれると良いのですが…。
SD制作なのでBDはアップコンバートになると思われます。
最近発売された「エルフェンリート」のように再撮影してもらえると最高なのですが望み薄でしょうか。
なにはともあれ再ソフト化は喜ばしいことです。未見の方にも是非ご覧になっていただきたいですね。