デビュー当時はピストルズ、ダムド、クラッシュ、ジャムと共に5大パンクバンドなんて呼ばれてましたが、音楽的には一番レベルが高かったと思います。リーダーのヒューコーンウェルは'50年生まれですからこの時既に27歳。ドラムのジェットブラックにいたってはこの時なんと40歳だったそうです。つまり'60年代後半から既にバンド活動を始めており、ヒューはあのフェアポートのリチャードトンプソンとバンドを組んでいたこともあるそうです。考えればたったの一つ違いだったんですね。デビューアルバムにしてこの完成度も頷けます。純粋なパンクナンバーだと言えるのは3くらいでしょう。残りは、よく引き合いに出されるドアーズや、'60年代米ガレージパンク、シーズやブルースマグースなどの影響さえ感じさせます。全曲聴きごたえのあるナンバーばかりで、しかも結構キャッチーなメロディだったりするところが、彼らの只者ではない才能の表れだと思います。本編最後の「ダウンインザスーワー」など毒と美が同居した彼らの持ち味が最大に発揮された曲。後半インストでのキーボードの美しいメロディライン、そしてその最後、下水の流れる音で終わるあたり、誰かの曲ではありませんが、ドブネズミのように美しいです。
デビュー作『ボストン、沈黙の街』では、新人離れした筆運びに衝撃を受けたものの、 いまいち登場人物に感情移入できなかった。だが、今作でランデイが描いた 3兄弟の絆は震えが来るぐらいリアルだった。物語の肝となるサスペンスも しっかり組み立てられており、大満足の読書だった。
また、前作はラストがアンフェアーに思われたが、今回はそのような欠点は 払拭されている。
著者は確実に進歩を遂げているようだ。
初期の名盤6枚とライブ盤2枚、初期のベストに最近のアルバム2枚、計11枚。 リマスターでこの金額!とてもお得だと思います。 最近のストラングラーズ・・・荒削りさが消えたけど演奏能力向上?で初期とは違うカッコよさ。 ・・・素晴らしいです。
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