主人公は、世界が壊れてしまった本の中に入って、色々な問題を解決していく。 3Dマップを動きつつ、見る・聞く・さわる・蹴るなどの行動選択で進めるゲーム。
音楽・祭・雲・幻想etc.と色々な国(ステージ)があり、それぞれの国の回り方には複数ルートあり。 選択・行動次第では、どうやってもバッドエンドにしかならないルートもあるが、 どの行動が正しいのかのヒントはほとんど無く、そこはプレイヤーの道徳観次第。 しかも、完全クリアするには本の中の全ての人を助けなければいけないが、それを見つけるのがまず大変。 アイテムも、どうやって使えばいいのか分からないものも多数。
それでも、このゲームが織りなす独特の世界観とそれを補う曲の良さには、ハマる人もきっといるはず。 人によっては『このゲーム世界は狂ってる!』とも言うが… 元々狂った世界を直しに行くのだから、初期状態の世界は確かに狂っている。でもそれを直していく過程や、直った後の世界の雰囲気は、とても良い。 テーマが本の世界だからかもしれないが、マップも童話チックで、FFやドラクエとはまた違う、温かみのあるファンタジックな世界を描いている。 個人的には5点を付けたいが、この世界観が人を選ぶ点は否めないため、4点にした。
サントラが切実に欲しい。
なつかしいステージです。 今回ハリーも教授もいませんが、メンバーも豪華です。 なんといっても生きた憲司が寡黙に弾いてます。 神経症なユキヒロの動きはあいかわらずヘンですが、 矢口と越ミハルのプレイが秀逸でした。 (特にMOONLIGHT FEELS LIGHT) 「夢からさめたら」はスタジオ録音よりライブのアレンジのほうが全然よいですね。 って、再発CDに収録されてるから知ってるか。
YMOの散開ライブの映像を元にYMOの三人と本作の少年による一応物語らしきものがあるイメージショットが交互に展開する、いかにもこの当時の80年代の自主映画系にありがちな映画作品。このイメージショット部分がもの凄く退屈なんだよなこれが。ライブが見たいと思っていてもブツ切りですぐ訳のわからないイメージ映像部に入ってしまうし、はっきり言ってどういう層をターゲットにして制作されたのかよく分からないYMO関連映像作品としては最も困った作品。これ見るくらいなら普通に散開ライブのDVDを見た方がいいだろう。
80年代からの幸宏さんファンで、とても楽しく隅から隅まで読みました。 特に、2本の対談とインタビューは幸宏さんの優しい人柄がにじみ出ている大充実の内容だと思います。 対談の1本目、あのリリー・フランキーさんが幸宏さんの前では「下ネタを思いつきもしない」なんて、幸宏さんの少年のような純粋さを思い知らされる貴重な発言です。最近の精神状態や交遊関係など、とても素直に語られた対談だと思います。 2本目の、スタイリスト・佑真朋樹さんとの対談は、お洒落な幸宏さんのこれまでのファッション遍歴がよくわかって面白い!ニッチなファッション用語に追いつくのは大変でしたが、調べながら読んでみるのも面白かったですよ。 インタビューは、幸宏さんと公私共に仲のよいBEAMSの青野賢一さんが聞き手をされているので、他の音楽雑誌とはまた違った趣。ドラムをたしなむ青野さんだからこそ訊ける、細かな蘊蓄部分もとても興味深かったです。
他の方が仰る誤植に関しては、初版では大きなミスもありましたが(笑)、編集部の人数が極めて少ないと聞くのでまあ仕方ないことかなあと、私は保存版として二刷りも入手しました。 幸宏さんの生き方・ファッション…と、ひとりの男/人間としての"スタイル"がにじみ出た一冊だったと思います。
主演した『四月の魚』はなかなか日本には稀な洒落た愉しいラヴコメディだったが、その映画の断片も含め大林宣彦監督が撮ったイメージカットは若き日の幸宏氏の飄々としたユーモア溢れるダンディズムを伝えてファンにとっては貴重。 最初期の和製プロモーション・ヴィデオであるDrip Dry EyesとSomething in the Airはともに傑作。編集やエファクトの技術に時代性を感じても、その美意識の高さは全く古びていない。 (画質は良好とは決して言えないがVHS時代の映像なので致し方ない)
|