ベニーチャン監督お得意のポリスアクションに
「かちこみ!ドラゴンタイガーゲート」でドニーイェンに鍛えられ、ガチンコのアクションを見せてくれたニコラスツェー&ショーン・ユーに、ジャッキーの息子ジェイシーチェンが加わった3トップ構成
さらに悪役に中国武術大会優勝の経歴を持ち、第二のジェットリーと言われながら、善人役をやると影が薄く、悪役になると何故か光るウージン(「SPL狼よ静に死ね」の刺客役がめちゃかっこいいですvsドニーイェン)
これだけでも
香港アクション映画好きには見る価値があるというものですが
実際見てみると予想をはるかに上回る面白さでした
もともと格闘技のプロであるウージンと主人公3人とでは、やはりアクション時の動きというものが各段に違うのですが
今回、その違いを逆に利用して、めちゃ強の悪役一人vs三人でなんとか互角になるといううまい設定にしてあるところがよかったし
善人熱血系警官ジェイシーチェン、ハゲで暴力刑事的なショーンユー、婚約者が死に自暴自棄な刑事ニコラスツェー、特殊部隊上がりで仲間の仇を狙う銀行強盗リーダーウージンそれぞれめちゃはまってました
また、「インビジブルターゲット」は警察内部の裏切り者が誰かということを刺している題名だと思うのですが
その裏切り者と銀行強盗実行犯グループと警察と主人公たちの4つ巴状態がうまい!ハラハラさせる展開を最後まで引っ張ってくれてます
アクション、ストーリー、役者さん、あらゆる点で
香港映画の底力を見せてもらったような、クオリティの高い映画でした
アクションの名場面としては、ジャンプ中にウージンに空中でキックを受けビル屋上から木に絡まりながら落下するニコラスツェーがスゲーと思いました
いちおうバンジーのようなワイヤーが一本ついているようですが、それでもあれはなかなかできんです