箱を開けると主翼まで一体成型された胴体が目に飛び込んできます。
コクピット、ウエポンベイ、脚庫等をサンドイッチして
上下胴体を貼り合わせれば基本的な外観が出来上がり、あっけなく感じるかもしれません。
しかし、ウエポンベイや脚庫内部には細かなパーツをかなり使用する上に、
デカールも細かく貼るため、かなり時間を割きます。
同社現用機製品では最も緻密に再現されていると言っても過言ではないでしょう。
左右のウエポンベイハッチは、オープンで再現する場合そのままではプラの厚みから、
機体側と干渉するためハッチ側を削る必要があります。
下面は干渉もなく、接着面積もあるため安心して組めます。

内部のモールドには配線も再現されているので、塗り分けすると精密感が増すでしょう。
ハッチは展開状態と閉じた状態、それぞれがパーツで入っているので加工の必要もありません。
キャノピー等のクリアーパーツはスモークグレー、無着色の2タイプがセットされています。

塗装は説明書記載の配合比で実機の独特な質感が再現できます。
但しメタル系塗料を使う為、下地は綺麗にしておかないとキズやペーパー目が目立ちます。
墨入れは動翼部分やアクセスパネルをメインにして、シール材を再現した凸凹部分にはしないほうが実機らしいかと思います。
ミサイルは細かなステンシルを大量に貼るのですが、納めてしまうと殆ど見えなくなります。
また、AIM‐9Xが入っていますが実機では今の所運用されていません。
マイナス点はパイロットフィギュア、特にヘルメットのディテールがお粗末な事。
そして主翼のコニカルキャンバーが殆どない事です。
組み立て時の目立つ注意点は、主脚の胴体取り付けにポリキャップ挿し込みなので
破損に注意する事と、水平尾翼のポリキャップが緩く翼が垂れ下がりやすい事。
強いて感じたのはそれくらいです。
これを書いている時点では間違いなく決定版キットです。

今年の５月からの使用です。
前の浄水器はカウンターがなくて、日にちを見て交換の判断をしていましたが、
此の浄水器に替えてからは、ゼロになったら替えればいいので、躊躇せずに、
交換できます。交換の作業もすごく簡単で、本体が壊れない限りずっと使っていくつもりです。

ヒロイン4人のルートがそれぞれあるんですが、個人的にはそらルートが1番好きです。とにかくそらが可愛くて可愛くて……。遥への想いの強さが、他のヒロインのルートを見ていてもすごく伝わってきました。

最後はああいう形でのハッピーエンドで、2人の行く末が気になったりしましたけど、何はともあれ素晴らしい作品でした。

やっぱり高橋丈夫さんは素晴らしい監督さんですね。本当に尊敬します。

……このレビューを書いてる時点で、発売まであと約3ヶ月。早くそらルートをBlu-rayで完全版で見たいです。