一言で言えば「美しい!」です。
前作ファーストアルバム「Elliot Minor」で聴かせてくれた、キレのいい早急感あるメロディやポップなメロディは少し影をひそめますが、
それをも上回る、哀愁漂う美しい、そして時に激しいメロディをたっぷり聴かせてくれます(*^_^*)
バンドの看板“コーラス”もとても考えられて作られており、一回り大人になったElliotMinorが堪能できます♪
ボーナストラックのひとつ「JackyJules」は、以前からライブで演奏されていた、バンド&ファン共に大切にしている曲。
この曲がバージョンアップされ、日本のために特別にレコーディングされました。
(UKファンからはずいぶん責められたようですが…笑)
買うなら本国UK版より、ぜひ日本版を!!!!
ソラリスの海は人間による理解をかたくなに拒む。しかし、それは個人の心を読み、もっとも触れられたくない過去の形を選り抜く能力を持っていた。差し向けられた過去たちは純真に優艶に主人公たちの精神を侵食する。主人公の内へ内へ。心を強く強く揺さぶる。読者の胸にも確実に迫るだろう。
そして、物語は終盤へ向かい、あるときを境に現象は途絶え平穏と静寂が訪れる。
ソラリスに害意があったのか、好奇心ゆえのいたずらだったか、それは分からない。しかし、主人公の内へ激しく打ち寄せていた情念のさざなみが、いつのまにかそのままの振幅で
ソラリスに向かって折り返されているのが分かる。それはもはや学問的関心ではない。読者にとっても同様だろう。レムは恐ろしい。SFが持ちえたもっとも親しみのある地球外生命体は
ソラリスではないかと思う。
SFなのにとても悲しく切なく愛おしいこの映画のイメージを完璧に表現した、壮大かつ内面的な素晴らしいサウンドです。未知の世界という観点においての宇宙へのイメージが完璧に表現されています。そして何よりも、映画音楽の枠に留まらない良質なアンビエントミュージックに仕上がっています。