フランク・ザッパの本で唯一欲しかったのがこの本。 この人は、雑誌インタビューを除けば、ここ日本では、本人監修の本はこれくらいでは・・・。 勿論、彼の音楽について語っている本や雑誌なんかは、たくさんあるが、やはり、第三者より、本人が語り、書いた本がいちばんだと思う。
この本、前半は大変楽しく読めた。 中盤あたりから、だんだん(?)と思う箇所が増えてきて、後半になると何を言っているのかさっぱり分からなかった。 政治的な発言がかなり目立ち、正直当時のアメリカの政情に詳しくない僕からすれば、興味もない話題をひたすら読まされているようで、かなりキツイ気持ちを味わった。
前半の面白さが続けば、文句なしの星5ツものだが、いくらなんでも後半はありえない位、僕には難解だった。
しかし、これは、ファンを自認する人間なら所有しておいた方が良いのは事実。 でも、値段が高いかな・・・、アルバム2枚分の金額ですからね。 ある程度ザッパのアルバムを買ってからの方が良いかもしれません。
ザッパの映像物としては、人気が高い作品。
結構、ファンが多い作品みたいですよ。 ザッパの魅力が堪能できますが、ドラマーがボジオの頃のライヴが観てみたかったなぁ・・・。
ギタリストなんかは、彼が思う存分ギターを弾きまくっている姿は、興味深いんじゃないでしょうか?
ザッパは、非常に独特な弾きかたをするんですよ。
ディスク1 ベイビー・スネイクス(165分)
ディスク2 ダブ・ルーム・スペシャル(91分)
ディスク3 クラシック・アルバムズ: アポストロフィ (‘)+オーヴァーナイト・センセーション(97分)
かなり前に行きつけのレンタルヴィデオ店に、なぜか日本語字幕付きVHSがあったので、それが、動いているザッパを最初に見た初体験でした。演奏もさることながら、メンバーのお笑い芸が徹底していて、上手いだけじゃザッパとは、一緒にやれないんだな、とつくづく感じました。とにかく特筆すべきは、ザッパの歌詞です。信じがたいくらい過激な内容なので、ぜひとも字幕付きか訳詩を入手して、聞かれることをおすすめします。
2-3曲だが、フランク・ザッパのギター演奏が見られる。プログレっぽいフレーズだ。彼がこんなにすばらしいギタリストだとは知らなかった。バンドのメンバーは歌唱力、演奏ともに抜群。それにユーモアがあってとても器用な者達だ。ライブ・パフォーマンスは完璧でミスひとつない。ブルースでもなく、ロックン・ロールでもないザッパの独特な世界が展開される。だが、ベスト10に入る類の音楽とは程遠いものばかり。曲の難度が高くしかもメロディアスでない。ホモ、ゲイ、セックス、オカマ、共和党批判・・・と歌詞の内容が放送できないようなものばかり。天才ザッパを理解することは難しいが、そんなことは考えずにとにかく一度見てみたら良いと思う。彼の音楽が好きになれるかどうかは保証できないがレベルの高いパーフェクトなライブ演奏が楽しめる。(字幕スーパー付き)
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