平凡なサラリーマンが
ある日偶然、宝の地図を発見し
宝探しの旅に出発し、
数々の苦難を乗り越え、宝物を発見する。
簡単に言えば、それだけのストーリーだ。
しかし、本作は自由度が高すぎて
その目的すら分からず、永遠に街をさまよい続けることになる。
運良く、目的が分かったとしても
2コントローラーのマイクに向かって新開地を熱唱し、
パチンコ屋で延々
パチンコをする。
グライダーの当たり判定はかなりシビアだし、
宝の地図が現れる間に、マイクが音を拾ってしまい苦労が水の泡になる。
そんなこんなで、疲れてクリアすることを諦めてしまう。
クリアすることを諦める・・・この行動は当時小学生だった自分には
絶対にあってはならないことだった。
始めたことは、最後までやり遂げる、これを美徳として
教わってきた自分にとって親に対する始めての背徳だったと思う。
高額なおもちゃを買ってもらった上に、途中でクリアせずに
投げ出すこの自分の行為に、大きな罪悪感を感じたものだった。
しかし数年後、振り返ればそれは正解だったことが分かった。
ちっぽけな小学生の自分にはこのゲームは巨大なモンスターだった。
攻略本を手に入れ、興味本位でそれを一読した。
そこには驚愕の内容が書かれていた。
そして思った。諦めて良かったと・・・。
人生で出会う壁は乗り越えられるものより
乗り越えられないものの方が圧倒的に多い。
BGMはどれも名曲だよ? 『さむらいさんば』とか大好き。
グラフィックもかなり凄い。当時のアドベンチャーをはるかに上回るグラフィックは凄い。そしてハッカーを除けばファミコン史上もっともハイレベルなお色気シーン有り。
最初に言う事。たけし軍団のタレントゲームとして造られたわけ。当時の風雲たけし城をモチーフにしていることからもその辺の事情である。
だが、このゲームはある意味挑戦状を越えた狂気のゲームである。
幾つかイベントを紹介しよう。
『今日から山賊になります』山賊を手下にして旅人を襲う日々が始まります。
『ナンパした茶店の娘をラブホに連れ込んで嫁にします』茶屋で町娘をナンパした後、町で宿屋に宿泊&休憩。するとなぜか嫁に!
『嫁とラブホに入ると一定確率で子供ができます』説明不要。これ以外で子供作れないんだよ。
『お姫様をラブホに連れ込むと逃げられます』
『農民は年貢を搾り取る相手だ』軍を引き連れ年貢をまきあげましょう。反抗されたらチャンス! インベーダーゲームで更に大金ゲット?
『わいろで大名になれ』大名になる為に金を積め!
『ごるふげーむでフルパワーで壁にぶつけると?』じょうだんじゃないよ。
『仕官するにはお笑いだ!』真面目にやろうとすると手間がかかるがお笑いパワーなら楽勝だ。
『ブスな嫁と子供は捨てろ』さすがは戦国時代。嫁も子もあっさり手放せる。
ほとんどが運任せなのが残念すぎる。特に剣術ミニゲームは始まった瞬間に勝ち負けが決定する(高速で竹刀を振る方が負け。じゃんけんで勝つしかない)。
ありとあらゆる部分でいかさまかーどがモノを言う。
こんなゲームを平気で出していた凄い時代があったのである。
賭場のうさぎさんは超セクシー。巫女さんは
タイトーなので小夜ちゃんだと言う説あり。
テレビでこの本が紹介されているのをきっかけに興味を持ちました。
パリのカルティエ現代
美術財団での展覧会2010年3月11日〜9月12日に行けないのが残念です。
待ちに待った本が家に届きすぐに開けると、あっという間に独特の世界観に引き込まれつつ親しみを覚え、俄然
パリまで実物を観に行きたくなりました。
結構見ごたえがありますので、少々高めかと思いましたが納得です。
全思考という
タイトルに惹かれたけど、内容はとくべつ「全」じゃありません。
彼のほかの著書なりインタビューなりを読んでる人にはさほど目新しいものはないのでは。
「全思考」にはご注意を。
ふつうにいつものたけし節。下町芸人らしいごく真っ当な生活と意見、て感じです。
飲み屋のとなりでこんなおっちゃんがべらんめえに喋ってたら「そのとーり、おっちゃん」って奢っちゃうわね。
綾小路きみまろとの関係を本書ではじめて知りました。