最近漫画家漫画が増えてきたけど、これは特に面白かった。
海徳の思考、言動が面白い。本当は好きなのに好きって言えないことあるよなぁとか、
色々共感できる所があって夢中になって読めた。手塚先生のマネばっかするのも笑える。
アニメのスタジオにまで行ってたし。そこまでする海徳も相当なもんです。
でも自分と比べるのはやめた方がいい。相手は神様で化物だから。
そらあんな忙しい生活してたら60で死ぬわ。60でも長かったのかもしれないと思う。
何本も連載を持ち、アニメもやって、
医師免許を取り、結婚もして・・・。
「どうやったら結婚までできる時間あるの?」ホントその通りである。
疑問に思うのも当然だ。アナウンサーの試験にパスしたとも書いてあった。
いい加減にしろ!!
絵の話なんですが、キャラの目が白目の時が多い。なのに違和感なく読める。
何故だろう?不思議だ。
掲載のペースが2ヶ月に1度なのが辛い。その代わり1回のページ数が多いが、
それでも2巻の発売は随分先っぽい。待ち遠しいですね。
それにしても最近のスペリオールは面白い作品が多い。どうなってるんだ!?
ちょっと前に始まった「鬼死ね」も少年誌っぽい感じでめちゃおもろかった。
しばらくは目が離せない雑誌になりそうです。
連載は読んでいません。店頭で発見。
表紙の水島新司のような絵柄と、ギャートルズのようなロゴ、
そして帯の「手塚治虫を追跡する男、現る!!」
なんなんだ、これは?…と、わけが分からない引力に逆らえず購入しました。
家に帰って読んでみたら、これが大当たり。
内容は、手塚治虫の才能に惚れ込み嫉妬するあまり、
半ばストーカー状態に陥った同時代の(架空の)漫画家の人生を通して描かれる手塚治虫伝。
スクリーントーンの類を極力用いずに、泥臭い手描きで描ききっています。
コマ割りは密度が高く実験的で、構図も凄く凝ってる。
つまりこの『チェイサー』という漫画自体も、手塚治虫流儀で描かれているのだ。
主人公の漫画家:海徳光市を指して、“この人物は実在した(笑)”と帯にあるが、
この人物とは、コージィ城倉先生のことなのかもしれません。
半伝記ものゆえ長期連載は望めそうもない内容ですが、凄まじいです!
(文字化けを起こしてしまうようなので、「手塚」としています。)