笑って泣いて感動して吹き出して、あっという間に読み終わっている。
なつかしいこの感覚、やっぱりデルフィニアだなぁと思ってしまいます。
ずっと発売を楽しみにしていて、特別版をだいぶ前から予約していましたw
届いた時にはあまりの分厚さにビックリ。たしかにこれはお弁当箱だ。
更に驚いたのは書き下ろしのデル戦のページ量ですね。いつもの1冊分だよこれ!!
茅田先生がこんなに大量の書き下ろしをするなんて・・・驚きと感動の1冊です。
大概の人が
紅蓮の夢を楽しみに、この本を手にするのではないでしょうか?
その内容ですが、賛否あるかもしれませんね。
18巻のラスト、とても良い最終回だったので、あれで綺麗に終わっていると感じる方もいるかもしれません。
いや、再会を願っている二人だから、会わせてあげればいいじゃないか、と感じる方もいるかもしれません。
私はその中間で、夢オチとかなら会うのも
アリじゃないか??という派でしたw
そういう部分ではルゥの好い加減さに救われますね。
詳しい内容は伏せますけれど、番外も入れて20冊という長編で語られて、何年も読み返してきた作品です。
キャラクターへの感情移入も並みじゃありません。
大好きな人たちの子どもが出てくれば、自然と頬が緩みます。知っている彼らと似ている部分を探してしまう。
大好きな人たちが苦境に陥っていれば、その辛い心情を慮って涙があふれる。なぜこうなったと悔やんでしまう。
だからこそ再会の瞬間は、うれしい瞬間のはずなのに泣いてしまいました。キャラクターたちと一緒に。
細かいキャラクターまできちんと登場していて、茅田先生の我が子愛を感じますね。
ドラマCDに関しては、この原作を音で表現しようとする無茶と無謀に、よく挑戦したと拍手を送りたいですね。
みなさんそれぞれのイメージや思い入れがありますから、完璧な形にするのは土台無理なことなのですよ。
けれど
紅蓮の夢の様々な感動シーンがよみがえる、良いドラマCDだったと思います。
少々残念なのは、役者のみなさんが早口気味だったこと。尺の都合上だと思いますけど、感動のシーンが巻きというのはちょっと悲しいですね。
まあ茅田先生作品をCDにしたら、何枚あっても足りないですけどww
少しネタバレになってしまいますが、リィのセリフに「戻ってくる自信がない」というのがあります。
ここにたくさんの気持ちが、愛が詰まっているように感じて、涙しました。
さて、音声化の次はアニメ化かな?(笑)