この作品に出会えて、とてもよかったと思います。
この作品は私のBLへの認識を改めさせてくれました。
「赤ちゃんと僕」でおなじみの羅川さんの作品ということで、
その心理描写などは本当に丁寧に描かれており、
何度も涙するシーンがありました。
本当の同性愛者にも是非読んでいただきたいし、
その方々を嫌う人達にも読んでいただきたい作品だと感じました。
同性愛者であること故に起こる問題や苦悩、
どうしてもついてくる他人から見られる自分の意識、
そういったことを包み隠さず描いてくれれています。
日本ではなく
ニューヨークが舞台だということも、
この作品のリ
アリティをより深くさせていると思います。
「赤ちゃんと僕」の読者だった人々とっては
とても驚くような内容の作品で、ショックも大きいかと思いますが、
是非読んでいただきたいと思います。
本当に人間らしく美しい人間関係を描く、綺麗な作品でした。