てんかんだと思われる偉人について書いてある部分は、 いろんな症状がありながらも、偉業を成し遂げたことにとても勇気付けられました。 ただ、1点表現が気になり著者へ抗議したい気分です。。。 ジャンヌダルクが発作を人前に曝すことなく汚れなき乙女として生涯を閉じたという文章があり、心無い言葉だと思いました。 その他については、基本的なことがわかりやすく書かれていて参考になりました。
長女が6歳のときにてんかんと診断され、早6年が経ちました。
今までいろいろなてんかん関連の本を見ましたが、一番易しい言葉で書かれていて納得のいく内容なのは、この本だと思いました。いたずらに不安を煽ることなく、専門用語もあまり使われていないので、すんなり読むことができます。
長女はこの本に書かれている通りの経過をたどり、現在、投薬治療の必要はなくなりました。
金澤先生も書かれている通り、てんかんはごくありふれた病気であり、「てんかん=倒れてけいれんして泡を吹く」ではないこと、増してや偏見・差別を受けるような病気ではないことを皆さんに知っていただきたいです。
専門のお医者さんが書いたのではないので、患者側からの視点に近い為か、とても、分かりやすい言葉で書かれていて、読みやすく、理解しやすかったです。「すべて」ではないかもですが、入り口にはとても良かったと思います。
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