“クリスマス・イヴ”、去年私は１人だったなぁとタイトルを見て思い、
その勢いで買ってしまった一冊。（笑）
そんな開き直り気分で読んでいたら、１日で読んでしまいました。
でも、読んでみるとなかなか面白かった！！！
プロポーズを待ち続ける主人公と、なかなか言わない彼。
だけど、実際言われてみると…何かが違う。
そして絶対裏切るなんてあり得ないと思っていた親友と、彼との一夜（！）。
あらゆる事が同時に起きて、すごい事になってます。
結末はとてもシンプルなのに、ここまで色んな事が起きるなんて！と
ちょっとだけ憧れてしまいます。

国民的アニメである「サザエさん」のサウンドトラック集「サザエさん音楽大全」。全部で57ある収録曲は宇野ゆう子さん歌唱によるOP「サザエさん」やED「サザエさん一家」はもとより、インスト曲の大半が耳に馴染んでいる、と言うよりは最早日本人のDNAに刷り込まれてるんじゃないかと思えるほどに「最初からそこにあった」ように、日常に寄り添ってくれる曲ばかりであります。また、火曜日に放映されていた時に流れていた「サザエさんのうた」「あかるいサザエさん」など、ある年代より上の層には懐かしい曲もあり。
本作は500程の楽曲から厳選されたものを収録とのことですが、おなじみの曲は大半が収められていると思われます。合間に入ってくる複数バージョンあって微妙に違う「タマの鳴き声」や擬音で形容不可能な「タラちゃんの足音」などは当然一瞬で終るわけだけど、聴こえてくると微笑ましくなってしまいます。

ブックレットには歌詞の他、ライナーノーツの記載があり、主題歌を当初由紀さおりさんに依頼する予定があったとか、カツオの声を初期は大山のぶ代さんが演じていたとか、他にもいろいろと興味深い記述があり楽しく読めました。

音質に関してはリマスタリングされていると思われ、非常にクリアです。昨今の音圧至上的なマスタリグと異なり、落ち着いた感じになっていますが、本作にはこの方が合っているでしょう。

あえて欲を言えば、主題歌のTVサイズも欲しかったところ。というのも、例えばED曲「サザエさん一家」などはお茶の間でお馴染みの歌詞は「2番」にあたり、歌いだしが異なるのでちょっと違和感があったりするのである。また、同曲ではあの印象的なイントロにキャストによる寸劇が入ってきたりもするので、純粋にあのバージョンでも聴きたかったかな、と。

とはいえ、お値段を考えれば非常にお買い得な逸品であります。一家に一枚。

カバーのシルエットがとてもいい、ぜひオススメ、買って損はないね