語彙を増やしたい
英語学習者にお勧め。類義語辞典とと違うのは、関連語が豊富に載っている点だ。たとえば、「Fear(恐怖)」を引くと、「~恐怖症(-phobia)」という単語が多く出てくる。それにより「高所恐怖症」「閉所恐怖症」といった語彙を簡単に覚えることができる。ネイティブは、単語そのものを忘れたときに、関連後から検索をするのだろうが、ノン・ネイティブは関連語から語彙を増やすのに活用できる。平易な言葉で説明してあるのと、活字・紙質が良いので、大変読みやすい。
巻末のキーワード索引とテーマ別索引からの引きやすさと収録語数の充実ぶりにおいて、なかなかよい辞典に仕上がっています。
世の中のスラングを1冊の辞典に完全網羅することは、たぶん不可能です。
とりあえず本書を手元に一冊置いて、映画やドラマで出てきた疑問を解決することがたまに出来ればよい、と割り切るしかありません。
本書には約12,000のスラングが掲載されています。
これ以上の収録数を求めようと思えば、2012年8月末刊行予定の"
The New Partridge Dictionary of Slang and Unconventional English (Dictionary of Slang and Unconvetional English)"には65,000語収録されています。
しかしこちらは非常に高価で、2,200ページもある分厚い本です。
ちなみに、本書のamazonの登録情報には総ページ数が1,098ページとありますが、正しくは546ページです。