セカンドチャンス!―人生が変わった少年院出院者たち
セカンドチャンス!は,かつて非行少年として少年院に送致され,矯正教育を受けていた「元少年」たちで,自らの再出発について振り返りながら,また,現在の自分の姿を見つめながら,「後輩」たる若者たち,すなわち現在少年院に収容されている少年たちに向けてメッセージを送り続けている人たちのグループです。
少年院を出ても,立ち直る道があるんだ,幸せを求めて,頑張っていけるんだ,私はこうしてきた,君も自分の人生を投げ出さないで,自分の道を見つけてほしい,と,この本の中につづられた手記は語っている。
少年院に入ったことで,他人から「少年院を出たやつだ!」とラベルが貼られてしまい,頑張ろうとしても受け入れてもらえない,という人がいる。確かに,そういう側面もある。しかし,まず見つめなくてはいけないのは,そういう人が自分自身にラベルを張り付けていないかどうか,ということだ。どうせダメなんだ,みんなが後ろ指を指すからできないんだ,と。
自分に張ってしまった「非行少年」=「ダメなやつ」のラベルをはがそうではないか。君にも,夢があるだろう。自分の力で立ちたいという,正直な気持ちがあるだろう。
頑張ろうじゃあないか,つらいこともたくさんあるよ。簡単じゃないけど,あきらめないで,力を出そうじゃないか。僕たちも,応援するよ。知恵を貸すよ。
でも,力を出すのは,君自身だよ。社会の人たちも,鬼ばかりじゃないよ,応援してくれる人もたくさんいるよ。僕たちは知っているよ,頑張る者を応援してくれる人たちを。
と,少年院の先輩たちは言っている。
セカンドチャンス!に集うメンバーたちは,いま,全国のあちこちの少年院で,自分たちの体験を語りながら,頑張れは道は開けるよ,一人じゃないよ,と講演を続けています。私は,少年院の教官として,こういう出院生が出てきてくれたことを,心から歓迎しています。そして,少しずつ,その輪が広がっていくのを感じています。
応援します,セカンドチャンス!
いま少年院にいる人,出院したけど迷っている人・アドバイスのほしい人,そして,息子や娘が少年院に入っているというお父さん・お母さん,この本を読んでみてください。
マイセルフ; ユアセルフ それぞれのフィナーレ(初回限定版)
シナリオAA
キャラS
システムA
音楽B
いや〜、感動した。
これはヤバい。
一言で言うと最高でしたよ。
シナリオ…隙が全然なく、非常に完成度が高いです。
先が気になって仕方がなく、感情移入度も桁違い。
選択肢は重要なものが多いですが、冷静に考慮すればなんとかなるものが殆ど。
話を進めていくと手応えもとても感じられます。
前作のクリア後のエピソードが2つに、前作から派生したアナザーエピソードが2つありますが、どれも話の展開が読めない上に凄く面白かったです。
菜々香編とあさみ編はクリアするとヒロイン視点でもプレイ出来、話を補完出来る設定も○。
ほんの一ヶ所だけやや説明不足に感じた所はあったけど、誤字も全くなく素晴らしいの一言。
キャラ…相変わらずささきむつみさんのキャラは最高ですね。
声優も豪華だし、観ていて不満は全くと言っていいほど感じません。
システム…システム設定画面は整理されていて見やすいし、システム自体もとても使いやすい。
不満と言えばセーブ・ロード画面で、セーブデータ一覧を上下にスクロールしたいときに少しずつしか動かせないことくらい。
音楽…普通に良いものが揃っています。
特筆すべきはOP曲の「蒼黒のスピカ」。
かなり良いですよ。
総評…OPムービーのクォリティからして圧巻。
前作をプレイしていないと分からないことがあるので、まずは前作をクリアしてからプレイを。
出来自体は前作以上だと思います。
個人的主観点数…95点
P.S.前作で不満を感じた人(「佐菜サイド菜々香編」以外(「修輔サイド菜々香編」とか)で落胆した人)にも是非プレイして欲しい作品です。
セカンド・チャンス
以前ドラマをずっと見ていて、いいドラマだなと思っていたとき、たまたまこの本を見つけて読んでみました。何回読んでも泣けてくる作品です。