この巻でようやく隠れた陰謀が少しだけ現したと思う。第五話のラストでは真山が殺人犯のような匂いがあるし、第六話はこれまでのラストと違い、スッキリした終わり方になっているのも注目。ここで壷坂と真山の信頼関係が少しだけ生まれたのは誰でも分かる事だろう。
明石散人のカゲである、鳥玄坊先生が誇る博識と洞察に対して、読み進む読者は大いに敬意を払いたくなるほど、古文書の引用は目を見張りたくなるほどだ。それは山のような情報を集める作業から始まり、文献を徹底的に読みぬく著者のダイナミックな姿勢が、一ページごとにひしひしと伝わってくるからだ。だが、結論がカシオペア座のWの地上投影だというのは、大衆を相手にしたエンターテーメントにしても、いささか落胆させられる推理だったというように思った。竜安寺の石庭を論じるためには、もっと本格的な学問との対決が必要だと考えるからである。それは博識を誇る明石散人ともあろう人が、世界に誇る秘伝書として知る人ぞ知る本として、藤井尚治・藤原肇の両博士が共著で出した「間脳幻想」(東興書院)を読んでおらず、そこに「竜安寺の石庭と黄金分割」があるのを知らないらしいからだ。しかも、同じ図が藤原博士の「経世済民の新時代」(東明社)の中に引用されているのに、資料集めに定評のある天下の明石散人先生が、それを見落としているのは不思議である。カシオペア論は一つの仮説として面白いとは思うが、黄金比理論に較べると遥かに幼稚であり、完全主義者の明石先生の文献
調査での手抜きが惜しいと思った。だが、応仁の乱をめぐる時代を知るという意味では、本書は楽しく読める本であるというのは確かである。
Mr J. Muzacz!
日本人が忘れていたもの?!365日の日々を通して・・・
彼の人格を感じる一冊です。
今後の活躍を楽しみにしています。
This guide helped me travel around Japan speaking almost no Japanese :) I could find information about specific issues (where to eat and what to eat, for instance), as well as general observations (for example, in the beginning of the book, there's a summary of Japanese History, Culture, Architecture etc)
Every attraction is described considering not only opening and closing hours, address, how to get there (yes, they tell you which bus/train/subway to get) and what to expect, but also a historical context or some extra information.
In the end of the book, there's a glossary. I found it extremely usefull as well ^^
And the best thing is that it provides information not only on the most popular destinations, but also on "off the beaten track" places. And you can always choose between most expensive to budget accomodation and restaurants :)
I strongly recommend it!