前半は、スタートアップ企業にとっての最も大きな失敗を避けるための考え方が非常にわかり易く著者自身の事例と共に紹介されている。後半には、
トヨタのKANBAN方式などリーン開発についての説明。後半は専門書を読んだ方が詳しいと思うが、前半のスタートアップ企業についての事例紹介は、IT分野での
起業を考えている人だけではなく、あらゆる分野の
起業において参考になりそうだと感じた。アメリカと日本では、スタートアップ企業のEXITまでのプロセスや完成度の違いが大きいため、その点は留意して読む必要はあるだろうが、その点を考慮しても、通じるものを多く感じた。