ストーリーを演出するBGMとして素晴らしい作品は多々ありますが、

かつ、そのものそのままで鑑賞にもたえうる作品には、なかなか巡り会えません。

これはそんな作品だと思います。

内容は、前半は美しい旋律で癒され、後半はガッツが出る感じです。

また、一作品で複数のサントラ盤が出る場合は二枚目以降でがっかりする事が多いのですが、

全くそんな事はありませんでした。

メディアワークス刊/月刊コミック大王連載
｢がくえんゆーとぴあ まなびストレート！｣TVアニメ第9,10話を収録したDVD3巻です｡
少子化が進んだ2035年の私立聖桜学園が舞台｡天宮学美(通称：まなび)の転校をきっかけに
巻き起こる生徒会学園旋風が魅力です｡丸みのある可愛らしいキャラクターだけではない､
何をしたくて､どう楽しみたいのか？既存の学園形式に囚われない
自発的な情熱と向上心の重要性を説いた作風にも考えさせられます｡

第九話｢わたしたちのうた｣★★★★☆
　学園祭再開のための署名が集まらない･･･｡積み上げ､成果を出すこと､
　個人の意見を大きく反映させることの難しさを丹念に描いています｡
　学園長の過去と重ねた動揺と苛立ちが深まるドラマに目が離せません｡
　しかし､一番の見所は今までお飾りかと思われていた彼女の起死回生の一手！
　無関心ばかりではなく､やはり見ている人は見ているのだと感心させられました｡

第十話｢集う仲間たち｣★★★☆☆
　署名運動終了まであと34時間｡古びた時計塔の改修工事と自己(事故？)爆破を
　きっかけに集う仲間たちの姿を捉えています｡やや無理のある展開はご愛嬌ですが､
　かつての学生寮のリフォームを夜中までかかって皆でわいわいやる様がとても
　羨ましいです｡学生ならではの醍醐味ですね｡何がきっかけで友達が仲間となりうるのか､
　難しいようでいて案外単純なのでは？と認識を改めさせられました｡

ネットではまなびラインなんて言われてバカにされていますが、非常に素晴らしい作品です。
シナリオ、世界観、キャラクターの要素を超える学園アニメを私は知りません。

未見の方はレンタルでいいので見てください。すぐに魅了されると思います。

追記
4:3であること以外は最近のアニメと大差ないように見えます。
収納BOXの質がちょっと悪いです。
後、特典のDVDROMの推奨OSはXP/2000/7ですので気をつけてください。